カラスウリ(ウリ科)
木の葉が落ちて枝の間が透いて行くにつれ、カラスウリの赤い実が目につくようになってきました。
花は一夜で咲いてしぼむのに、実が熟すのにはずいぶん時間がかかります。赤い実を採って切ってみましたが、まだ熟した種は見られませんでした。
背の高い柿の木からカラスウリのツルが何本も釣り糸のように下がっていますが、これが地上につくとそこから根が出てまた新しい株になるんだとか。なんてたくましいんでしょ!
実が黄色のキカラスウリは見たことがないんですが、キカラスウリの根のでんぷんが天花粉(てんかふん)になるんだと今回初めて知りました。昔のベビーパウダー。若い人は知らないかな?私はずいぶんお世話になりました。
赤い実なのにカラスウリ。カラスが好んで食べるのかというと、そうでもないそうで。
マメ科のつる草で、大きさの対比でカラスノエンドウ、スズメノエンドウ、両者の中間の大きさでカスマグサ、という名前の付き方をしたのがあります。カラスウリに対しても、同じウリ科で白っぽい小さな実のなるスズメウリがありますから、単純に大きさの対比を表わしたのかな?と、これは私の勝手な推理。本気にしないでね(笑)
さて、以下の写真、写っているのはそれぞれ別の個体です。刈り取られたり、剪定した木の枝をかぶせられたり、災難が多くて。
8月に雌花が咲き、実ができていく様子です。青い実には筋があるのに、最後には筋のない真っ赤な実になります。
豪華に咲く雄花の写真は7月29日と8月1日の記事でご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/hikawa_001/m/200807
http://blog.goo.ne.jp/hikawa_001/d/20080801
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