皆さん、タオルは柔らかいものだと思っていませんか。
あれは柔らかく使っているから柔らかいので、そうでなく使えばそうでないのですよ。
おばあちゃんネタの(4)です。
齢をとると肉が落ちて骨ばってきますし、皮膚も薄くなるので、
寝たきりという程でなくても床ずれが起こります。
おばあちゃんが肘が痛いというので見てみると、床(とこ)に擦れるところが赤くなっています。
戴き物のタオルがたくさんあるので、あれで円座を作りましょう、と提案しました。
私が作るつもりだったのですが、
「あんたは忙しい。私はどうせ暇にしてるさかい自分で作ります」
と言うので任せました。
あんまりヒマで何もかもしてもらうより、出来ることはした方が病人の気持ちは楽だと思うので、
私は大体そんな調子です。
2,3日して、おばあちゃんが
「あんなもん、あきまへん!何にもならへん!」と言います。
よくあることです。イメージではいかにも良さそうでも、実際はそうはいかない。
「あ、そうですか、だめでしたか」
「あきまへん。かえって痛い痛い!」
ちょっと待って。思うほどに効かないというのは分かるけど、より痛いとは?なんかおかしい。
見せてもらって驚きました。
タオルを縦に硬く巻いて、糸をかけては引き絞り、糸をかけては引き絞り、カッチンコッチンの棒状にして、
これを「グムムムムム!!!」とへし曲げてトグロを巻かせて縫い止め、
なるほどドーナツ状の丸い輪にしてある。
硬さは、ほぼ木。
これを体の下に敷いたのでは痛いはず(~_~;)
力作はおばあちゃんの枕元で、しばらく放り出されていました。いつしかタオルに返ったのでしょう。
今治の方でもご存じない使い方だと思います。
よかったら一度お試しください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます