チャ(ツバキ科)
今の時期、散歩コースのいたるところでお茶の花が咲いています。ぷっくりした丸っこい花は田舎娘のようで可愛い。イメージ通りの田舎娘なんて、もう居ませんけどね(笑)
まん丸なつぼみも可愛い。お茶の実は堅い丈夫な殻に守られていて、中に茶色の、固い大きな種が3個入っています。もっともお茶の種は親の性質をほとんど受け継がないのだそうで、性質を維持するためには挿し木で増やすそうです。
茶畑もありますが、土地の境界に目印に植えられたり、そのついでの生け垣になっていたものが多いのです。山の畑の方へ行くと、薮の中にぽつりぽつりとお茶が生えています。種が落ちて自生したものもあるでしょうが、畑の境界の名残りだったりします。
お茶と違って境界に植えてはいけないのが漢方薬に使われるクコだそうで。いったん根付くと匍匐茎を伸ばしてまた根を下ろし、どんどん増えるので、隣の畑の方に伸ばして、他人の土地を取り込むのに使われたのだとか。なんともみみっちい(笑)「クコを植えるものに気をつけろ」と、これは亡き父から聞いた話。
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