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草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

コマツナギ

2010-07-02 23:05:10 | 野の花・夏



 コマツナギ(マメ科・6月30日撮影)

 優しい姿に木であることを忘れてしまいそうですが、木本です。茎も根も丈夫で、馬さえつなげるほどだ、というところから駒つなぎの名がついています。いつもどこかで見ていたような気がするのにさてとなるとお目にかかれず、村はずれの川のそばでやっと見つけました。







   『風の王国』第一巻公開中(第一部の絵はとっても下手ですがめげないで。だんだんマシになります。)   
   

イヌビエ~ケイヌビエ

2009-09-02 11:29:12 | 野の花・夏



 イヌビエ(イネ科・上は7月5日、下は6月26日撮影)


 ケイヌビエ(イネ科・6月26日撮影)

 食べられないヒエという意味でイヌビエ。水田の雑草の代表格で、稲によく似た姿でイネより後で生え、刈取りより先に種を落としてしまう困り者。人間の稲作にあわせてイヌビエができたという訳ではないでしょうけど。

 芒(ノギ)の長いケイヌビエはイヌビエの変種とされたり、別種とされたり、ヒメイヌビエやタイヌビエなどと入り乱れて、束ねられたり分けられたり、ややこしい。

 ケイヌビエ自体、この写真のようなものからコリーの尻尾のようなフサフサのものまで、芒の長さもさまざまのようです。






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チゴザサ

2009-09-01 11:02:37 | 野の花・夏



 チゴザサ(イネ科・7月6日撮影)(観賞用に販売される“チゴザサ”とは別)

 笹のような葉で細く小さいところからついた名。見た目は可愛いのですが地下茎を長く伸ばしてすばやくはびこり、水田の雑草として厄介なもののようです。この写真はカキツバタの栽培池のもの。下の写真で赤みを帯びた雲のように見えるのがそれです。

 花時には羽毛状の花柱が出て、うまく撮ればとてもきれいなものだということが名前を知って分かりました。2枚目の写真がたまたままさにその時期だったのですが。来年に期待するとして、きれいな写真が見られるHPにリンクをつけておきましょう。

  http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/tigozasa.html
 

 









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コスズメガヤ

2009-08-31 11:37:53 | 野の花・夏



 コスズメガヤ(イネ科・6月27日撮影)

 写真が不鮮明なせいもあって、いくら調べてもこれがスズメガヤかコスズメガヤか断定できません。サイズや姿から言ってコ・・・の方だと思うのですが、はっきりした根拠が示せません。

 ただ、スズメガヤは京都府では準絶滅危惧種に指定されていて、このあたりには無いことになっていますが、コレは何ヶ所かの空き地で普通に見かけます。
 またドライフラワーのネット販売で“ドライフラワーのボリュームアップに”とスズメガヤの押し花パック24本400円というのがありました。その“スズメガヤ”がここで問題のスズメガヤだとすると(あるところにはいくらでもあるみたいです)、24本束ねてもあんまりボリュームアップに役立ちそうにないコレは、やっぱりコスズメガヤの方?

 と、状況証拠の積み重ねで、コスズメガヤの方にしておきます。間違ってましたらコメントください。

 







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メヒシバ・オヒシバ

2009-08-29 11:46:08 | 野の花・夏



 メヒシバ(イネ科・6月27日撮影)

 イネ科の雑草の仲でも代表的なのがこのメヒシバ。名前のとおり、オヒシバに比べてやさしい姿ですが、節から根を出して空き地を覆い、ゴルフ場などでも厄介な雑草になっているようです。
 いくらむしっても無くならないので子供の遊び相手にはもってこい。花穂を一本ずつ、ちぎらない様に根元に向かってそっと引くと、細い花穂がふらふらと下がって“ びらびらかんざし”の出来上がり。全部をびらびらにしたり、半分をお花の形に結んだり、思いつくままにデザインして遊んだものです。







 オヒシバ(イネ科・7月6日撮影)

 オヒシバは茎も花穂も太く、メヒシバよりずっといかつい感じです。根元は株立ち。節から根を下ろしたりはしません。メヒシバより踏まれることに強いようで、庭の通り道にもどんどん生えてきます。
 これも身近にいくらでもあるので遊び相手にしたかったのですが、愛想の無いやつで、どうにもなりませんでした。






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ボタンクサギ

2009-08-28 13:19:10 | 野の花・夏





 ボタンクサギ(クマツヅラ科・7月3日撮影)

 中国原産で観賞用に植えられる木です。花は美しいけれどなんとなく垢抜けない印象。繁殖力が旺盛で、こぼれた種から庭のあちこちに広がって野生化し、始末に困ることもあるようです。写真に撮ったものもたぶんそんなケース。撮影は7月始めですが、意外に花期も長いのか、今でもちらほら咲いています。クサギの仲間で茎や葉を傷つけると臭気があり、逆に花は芳香がある、とのことですが、どちらもそんなに匂いませんでした。




   
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ホナガイヌビユ

2009-08-26 12:20:47 | 野の花・夏





 ホナガイヌビユ(ヒユ科・上2枚は6月21日、3枚目は8月9日撮影)

 はじめイヌビユかと思いましたが、葉の先があまり凹まず、茎が全く緑色ということで、ホナガイヌビユのほうですね。熱帯アメリカ原産。このあたりではまだイヌビユを見たことが無く、ホナガ・・・の方ばかりです。穂が長く伸びるとだんだん傾いて、3枚目の写真のような姿になってきます。


 長いことお休みしていました。デジカメをメモリごと紛失。やっと見つけたのをしばらく家を留守にする息子に渡してしまったので、当分写真が撮れません。この機会に未整理の写真を何とかすればいいんですが、名前が分からない、写真の出来が悪い、あまりに地味で見て楽しくない等々、未整理で残るには残るだけの理由のあるものばかりで、はかどりません。





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クルマバザクロソウ

2009-08-12 08:26:53 | 野の花・夏



 クルマバザクロソウ(ツルナ科・8月7日撮影)

 ザクロに似た葉が車輪状につくのでこの名があります。熱帯アメリカ原産。“江戸時代の末、新潟の海岸に来たのが初め”と、牧野図鑑にあります。この名をつけたのも牧野氏。
 写真に撮ったのは別の場所ですが、村のお墓の砂地ににたくさん生えています。低く横にはって、ほうっておくと直径30センチ、あるいはそれ以上に広がり、墓地の地面を一面の緑で覆います。いくらでも生えてくるので厄介な雑草のようですが、枝から根を出すことが無いので根元で抜くと(簡単に抜けます)径30センチがきれ~いに砂地になる。してみると生やしておいたほうが他のもっと手間のかかる雑草が防げるのか、でもこれ自体やっぱり雑草で、だらしなくみられるし・・・悩ましいところです。
 花は小さく、地味ですが、拡大してみると美しい。






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ミソハギ

2009-08-05 23:11:28 | 野の花・夏







 ミソハギ(ミソハギ科・7月17日撮影)

 お盆のお供えの花にするので栽培もされますが、湿地や溝の中に自生する多年生の草です。花の房を水に浸して精霊棚にふりかけたりするのでショウリョウバナ、ボンバナ(盆花)などとも言われるそうです。我が家でもお盆のお供えに欠かせない花ですが、水をかける風習は伝わっていません。
 下記のホームページにミソハギの雌しべと雄しべの長さについて、3種類あるという考察が出ています。写真もきれいなのでよろしければご覧ください。私の写真はいささか(かなり?)ピントがぼけているので、この3種類のどれなのか、拡大してみても残念ながら分かりませんでした。
   
   http://www48.tok2.com/home/mizubasyou/28misohagi.htm 
 







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エノキグサ

2009-08-04 23:27:45 | 野の花・夏





 エノキグサ(トウダイグサ科・6月21日撮影)

 道端や畑の脇に普通。葉の形や葉脈がエノキの葉に似ているのでエノキグサの名があります。茎と葉だけだと実に愛想の無い感じがします。褐色の穂になっているのが雄花、その下で半分葉に包まれたようになっているのが雌花。雌花を包む葉がお百姓さんの編み笠に似ていることから別名をアミガサソウと言います。こちらのほうが風情がありますね。







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