大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは27日、日本国債の格付けを従来の「A+(シングルAプラス)」から1段階引き下げ、上から6番目の「A(シングルA)」に変更したと発表した。見通しは「安定的」とした。フィッチによる日本国債格下げは2012年5月以来、約3年ぶり。
フィッチは格下げの理由として、消費税再増税の先送りによる影響を相殺するよう十分な財政措置が、15年度予算に盛り込まれなかったことを挙げた。また14年度補正予算の編成や、16年度以降の法人税減税の方針について「財政再建に対する政治的な決意への不透明感が高まった」と指摘した。
フィッチは格下げの理由として、消費税再増税の先送りによる影響を相殺するよう十分な財政措置が、15年度予算に盛り込まれなかったことを挙げた。また14年度補正予算の編成や、16年度以降の法人税減税の方針について「財政再建に対する政治的な決意への不透明感が高まった」と指摘した。
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