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NY金、大幅続落 12月物1594.8ドルで終了 換金売りが加速

2011年09月27日 07時04分21秒 | 経済
26日のニューヨーク金先物相場は大幅に4日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前週末比45.0ドル安の1トロイオンス1594.8ドルで終えた。欧州債務問題など世界経済の先行き不透明感を背景に、リスク回避姿勢を強めた投資家が手元に資金を確保する目的で金など商品先物全般に換金売りを出した。

 12月物は未明の時間外取引で一時1535.0ドルまで売られ、中心限月として7月8日以来約2カ月半ぶりの安値をつけた。一日の値幅は約130ドルとなり、23日に続き荒い値動きとなった。

 金は欧米債務問題が深刻化した7月初めの水準から、9月6日に付けた最高値(1923.7ドル)まで400ドル以上上げており、ヘッジファンドなど短期運用を目的とする投資家が利益を確定するために売りを出したという。

 外国為替市場でドルがユーロに対して一時上昇したことも、ドルの代替投資先とされる金の売りにつながった。

 COMEXを運営するCMEグループが前週末、26日の取引終了後から金、銀などの先物の取引証拠金を引き上げると発表したことも売り材料だった。

 ただ、下値では値ごろ感からの買いが入り、23日終値近辺まで値を戻す場面があった。欧米株式相場の上昇を受けて投資家心理が改善したことも、買い戻しを誘った。

 銀、プラチナは3日続落した。


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