少々旧聞だが、
リコーがフレックス制度を廃止したんだとか。
んで、その理由が
- 管理職が社員の勤務実態の把握が難しい
- コアタイム以外に会議が開けない
- コミュニケーションをとりやすくする
- 残業代15億円程度削減
- 光熱費年間1千万円以上削減
なんだとか。
確かに、1人でも居れば照明などの電気代はかかるが、
それ以外ってどうなんだろ?
「勤務実態の把握」ってタイムカードとかのシステムが無く、
誰が何時に来て、何時に帰ったかを
上司が目視でチェックするような
組織にしか通用しない話しだと思うのだが?
ついでに言うと、把握するのは勤務時間だけで、実績は?
「コアタイム以外に会議が開けない」ってのも変でしょ。
家族に要介護者がいるとか、生まれたばかりの子供がいる
とかって場合を除いて、コアタイムって5~6時間はあるでしょ。
それで会議をする時間が足りないってのは、
単純に会議が多すぎるだけ。
「コミュニケーションをとりやすくする」ってのも同上。
業務時間の7割以上がコアタイムでありながら、
コミュニケーションに問題があるとしたら、
根本的な問題は別にある。
「残業代15億円程度削減」については微妙。
正直、何を根拠に削減できると息巻いているのか
根拠が不明。
個人的には、フレックスを廃止するくらいなら、
週に数時間、
全社的に内線などの使用を禁止し、
各自が自分の作業に没頭できる時間を作る方が
よっぽど効率が上がると思うんだけどなぁ。