東大阪親睦会

個人的な観点からの意見、情報、感想、思い等の記述です。

20世紀少年

2009-04-28 16:07:37 | Weblog

 小学6年生の次男が、今時珍しく友達と公園で秘密基地ごっこをすると言う。レジャーシート等を用意した後、なんと忍者ハットリくんのお面がいると言って自ら作り始めた。何でこんな昔のキャラクターを?…と思いきや、これらは全て「20世紀少年」という映画のシーンをマネしているとのこと。

 この映画、元々は漫画で人気が出て映画化(3部作)されたもので、概略は以下の通り。
『1969~1970頃、とある小学校の少年たちは、自ら描いた空想(人類滅亡を企む悪の組織に対し、我々が地球を救うとの話)を「よげんの書」として地中に埋めた。彼らが大人になった時、「よげんの書」通りの事件や異変が発生する。これらの出来事を企てる組織は「ともだち」と呼ばれるカルト集団で、その教主は…?(覆面をしていて現段階では不明。今年の夏公開予定の第3部で明かされるとのこと)』

 次男にその教主は誰?と聞いたところ、小学生時代、格好よく皆の中心的存在であった主人公のケンジを、いつも影から嫉妬心を持って見つめていた人物だそうである。この人物がカルト集団「ともだち」を形成、人類滅亡計画を刻々と進める一方、人類を完全に洗脳し、ケンジとその協力者こそがテロリストで人類滅亡を図っている首謀者だとのデマを思い込ませることに成功するのだという。

 この話、一見たわいもないものだが、妙に心魅かれる。それは、聖書の中心的ストーリーに類似していると感じたからだ。「よげんの書」が聖書の預言を訪仏させるし、そこに善悪闘争が描かれており、善(神)側は常に劣勢で、イエスが「悪のかしら」と呼ばれたように善側が悪のように思われてしまう点や、光の天使長ルシファーが嫉妬心から堕天使そしてサタンになり、悪をもたらした状況等々よく似ている。さらに、カルト集団「ともだち」の目をデザインしたロゴマークも、光の天使長ルシファーを崇める秘密結社「イルミナティ」のマークを捩ったものではないか(と思う)。
 
 第3部が公開されたら、次男を連れて見に行く予定である。


2(4)拍子と3拍子

2009-04-26 23:14:49 | Weblog
 コンサートやカラオケで手拍子する場合、日本ではとかく、もみ手拍子という形で何でも2拍子、4拍子になってしまいがち…3拍子や裏打ちで手拍子するなどは皆無に等しい。2拍子、4拍子は農作業のリズム、3拍子は馬に乗ってギャロップで駆けるときのテンポと言われ、日本のリズムは農耕民族であることに由来するものとのこと。
 いや、「日本には337拍子があるではないか」と反論されるかもしれないが、音楽的に解説すると、337拍子も4拍目に休符が来ており、4拍子であることは明らか。

 しかし一方で、お隣りの韓国では、農耕民族であるにもかかわらず、その伝統音楽の9割以上は3拍子である。もちろん、有名な「アリラン」や「トラジ」などもそうである。 
 このような違いはどこからきたのであろうか。 韓国は、北方からの騎馬民族侵略の影響と思われるが、単純にそれだけでは説明できないのではないだろうか。
 淡白な日本人と違って、感情豊かな民族であり、過去幾度となく他民族から侵略されてきた歴史の恨や、悲哀な思いを表現するのに3拍子が適していたのだと思う。

 3拍子は感情的、感覚的なリズムで、さらに自由自在の不思議なビートでもある。非常にテンポの早い物から、ゆっくりしたものまで、また、にぎやかで楽しいものから、悲しいものまで豊かな表現力を有している。誰もが知っているアメリカ国歌やイギリス国歌も3拍子であることをご存知だろうか。まるで2拍子のような曲想をも、自然に表現できる変幻自在性を有している。

天使と悪魔

2009-04-22 17:03:19 | Weblog
 「ダ・ヴィンチ・コード」と同じ著者で、かつ同じ主人公の映画「天使と悪魔」がまもなく世界同時公開される。
そのストーリーは、欧州原子核研究機構が開発した反物質を使ってローマ教皇庁を破壊しようと目論む秘密結社イルミナティーの陰謀にまつわる話で、「宗教と科学の対立」がテーマだとか。非常に興味ある内容なので、是非見てみたい。

 日本にいるとあまり分からないが、欧米では「宗教と科学の対立」は深刻で、現在ではその主戦場は「進化論」。
一時、唯物的な進化論が優勢であったが、最近は80年代後半から台頭してきた「インテリジェント・デザイン(ID=知的計画)」という名の理論(「生命の誕生と進化の背景には知的な計画者(デザイナー)すなわち神がいた」との主張」がキリスト教右派を中心に公立学校で教えるよう攻勢をかけている。

 わが国でも、単純に唯物的な進化論のみを教えるのではなく、もっと本質的な議論が巻き起こればと期待したい。

中国パワー

2009-04-21 19:08:47 | Weblog
 上海モーターショーの盛況ぶりが各局TVニュースにて大々的に取り上げられ、今後、世界経済は中国の内需拡大が牽引するのではとの予想を興奮気味に伝えていた。
マスコミの報道だけを見ていると、金融危機で大変な状況下にある欧米に比べ、中国は活気に満ち、大きな痛手はないように思えてしまう。
しかし、本当だろうかと疑いたくなる。GDPの40%位を輸出に依存している国が平安であるはずがないと思うのだが。マスコミは中国側の、はっきりと言ってあまり信用のできない公表数字を鵜呑みにしていないだろうか。 
 例えば、GDPについて、「世界の主要国が軒並みマイナス成長にもかかわらず、中国は6.8%増となった。」との報道。国内では、この数字を吟味した評価はあまり聞かれず、ただ中国は発展していると伝えるのみである。
一方、海外では、中国は詳細な数字は一切発表せず、GDPも通常は実質GDPを公表するにもかかわらず、中国だけは名目GDPのみを公表することを踏まえて、各機関が独自に推測したGDPを紹介している。これによると、0~1%に過ぎないとのことである。
 確かに中国の内需が拡大すれば、今後大きな経済効果を招くことは間違いない。しかしながら、1億人以上の失業者がいるといわれ、特に昨年下半期だけで3500万人が失業したような状況をすぐに改善できそうにもない。
中国政府がぶち上げた内需拡大のための54兆円を雇用対策に絞って実施したとしても、1000万人程度の雇用確保にしかならず焼け石に水である。
日本の人口以上の失業者がいる状態では社会が不安定であり、暴動も連日発生していると言う。(もちろん、中国当局は発表しないが)もっと冷静に中国の実態を観察することが必要ではないか。 

低炭素革命

2009-04-20 16:14:13 | Weblog
 政府は、2020年までの未来像について「未来開拓戦略」を示し、その柱の一つとして「低炭素革命で、世界をリードする国」を掲げた。
地球温暖化が叫ばれるようになってきて、どうも炭素そのものが悪玉扱いにされつつあるように感じてならない。
でもよく考えてみてほしい。我々人間をはじめ動植物の体の中核となる素材(元素)は炭素である。石油、石炭等の化石燃料は元々は動植物であり、動植物の死骸が主に水とCO2に分解されるべきところ、何らかの要因で分解されずに中間体として地中に残ったものである。本来、CO2となるべき死骸が奇跡的に化石燃料として残ったのである。これを神様からの贈り物として、有効利用しない手はないと思う。
 ただ問題は、化石燃料を限りある資源として万民に益をもたらすように真に有効利用するのではなく、利権争い、利権維持といった利権構造の中で大量発掘、大量消費されることである。
有効利用についてさらに補足すると、化石燃料を利用しつつも、この地上に緑が育ち、動植物が益々繁殖するような活用を展開し、化石燃料として消費する炭素量(燃焼後、CO2として発散される)よりも、繁殖する動植物の炭素量が多くなれば何ら不具合は発生しない。
 すなわち、旧約聖書において、「生めよ、殖えよ、地に満ちよ」と語った神様の願いに従って、高炭素化(生命体増)の世界を築くほうがより本質的な解決に至るのではないだろうか。

第十三支族

2009-04-17 15:15:05 | Weblog

 アーサーケストラーというハンガリー出身の思想家をご存知だろうか。彼の著書『スペインの遣書』は日本でも有名であり、その他に全体と個(部分)の係わりにおいて、東洋思想にも通じる「全体は個であり、個は全体である」との概念「ホロン」を打ち出したのも実は彼である。多くの実績を残しながらも、彼とその妻は謎の死を遂げたという。さらに不思議なことに、彼の死を報じた新聞はその業績とともに彼の多くの著書を紹介したが、発表当時、非常に話題になり賞賛されたある著書については全く報じられなかった。
  
 その著書の名は『第十三支族』で、その内容は現在では多くの欧米人が常識的に知るところではあるが、あまり口に出しては言えない、いわゆる「タブー」化した内容である。
アーサーケストラーはユダヤ人であるが、常に疑問を感じていたことがあった。ユダヤ人といえば、マルクス、フロイト、アインシュタイン、チャップリン、キッシンジャーなどなど数多くの歴史的人物を思い浮かべられ、日本の人口の1/10ほどに過ぎないユダヤ人が、ノーベル賞受賞者の3分の1以上を占めることや、世界の主要な金融、マスコミ等を牛耳っている等々、非常に優秀でしたたかなイメージを持つ。
ところが、不思議なことにほとんどが白人系である。ユダヤ人は黄色人種の特徴を有するセム系ではなかったのか?アーサーケストラー自身も白系ユダヤ人であり、自らのルーツを探る意味でもこの疑問を解決すべく研究を行った。
まさに、この謎を解明したのが『第十三支族』であった。
 
 
その内容を要約すると以下の通りである。
7世紀頃、カスピ海北岸に、人口100万位の「ハザール王国」という巨大王国が存在していた。住民はトルコ系白人で、周囲の国とは違ってこれといった宗教を持っていなかった。 不運なことに、キリスト教を国教とする東ローマ帝国とイスラム教を国教とするイスラム帝国は、ハザール王国をはさむ形で対立していた。そのためハザール王国は、次第に両国の干渉を受けるようになった。
普通ならば、どちらか強い方の勢力を選んでしかるべきだが、ハザール王は、国民まとめてユダヤ教に改宗させてしまったのである。 彼らはユダヤ教に改宗しただけでなく、自分たちは「血統的にもアブラハムの子孫」であるとした。いわばユダヤの仮面をつけてしまったのである。その理由は、キリスト教もイスラム教もユダヤ教を母体にした宗教だから、ユダヤ教に改宗してしまえば、両国からの宗教的干渉を回避できると計算したためであったという。
 その後、ハザール王国が滅亡した際、大量の難民(改宗ユダヤ教徒ハザール人)は、西へ西へと移住し、東欧に住み着いた。この東欧に住み着いた難民たちは「アシュケナジー系ユダヤ人」と呼ばれるようになり、祖国を失った彼らは、この時から“ユダヤ人”として生きることとなったのである。
以上が白系ユダヤ人発祥の概要であるが、現在、世界中に散らばっている“ユダヤ人”と呼ばれている人間の9割以上が、本来のヘブライ人とは全く関係のない非セム系民族の「アシュケナジー系ユダヤ人」である。
 
 
この内容がなぜタブーとなったか。シオニストたちがイスラエル国家へ執着する最も基本的な認識、すなわち約束の地に建国した国家であるとの認識を損ねかねないためだである。逆に言えば、イスラエル国の誕生は、旧約聖書に記述された先祖の土地を求めて建国されたのではなく、西側諸国の中東支配戦略の一環として建国されたという、非常に人為的で特殊な歴史的背景を有しており、現在に至るまで泥沼化している原因の背景となっていることを理解する必要がある。
 現在においても、一部の正統派ユダヤ人はイスラエル国家を認めていない。上述したことに加え、真の栄光に満ちたイスラエル国家はメシアが出現して初めて誕生するという信念があるからである。現在のイスラエル国家は偽りの国家であり、その解体を主張しているという。
内部からからも亀裂が入り、まさにイスラエルは袋小路の状態と言える。メシアが現れ、真のイスラエル国家が建国されるまでは、解決できないのではなかろうか。


弥栄

2009-04-14 21:48:24 | Weblog

 麻生首相が天皇、皇后両陛下の結婚50年の祝賀行事でのお祝いの言葉の中で、繁栄を意味する「弥栄」を「いやさか」と言うべきところを「いやさかえ」と言い間違えたと以下のような各報道機関がそろって報じた。
【毎日新聞】 麻生首相:皇室の「いやさかえ」 両陛下の前で…
【産経新聞】 麻生首相「弥栄」を「いやさかえ」と言い間違え 両陛下の祝賀行事
【ニッカンスポーツ】 麻生首相「弥栄」を「いやさかえ」
【スポーツニッポン】 「いやさかえ」って…首相 祝賀などで言い間違え
【日本経済新聞】 「いやさか」を「いやさかえ」 首相、祝賀行事で言い間違え
【中日新聞】 祝賀行事で首相言い間違え 「弥栄」を「いやさかえ」
【スポーツ報知】 麻生首相「弥栄」を「いやさかえ」

 ところがその後、「いやさかえ」と読んでも問題ないことが判明。一般的な国語辞典では「いやさかえ」との読みは載っていないものの、古くは「いやさかえ」と読むのは一般的であり、今でも特に力強く表現したい場合、「いやさか」ではなく「いやさかえ」と表現することもあるとのこと。
メディアの完全な誤報であり、日頃さんざん些細な過ちを見つけては、揚げ足取りに余念のない報道機関自身の無知を露呈する結果となった。(現時点でも誤報を認めていない報道機関も多いが…)

 ところで、この「弥栄(いやさか/いやさかえ)」の語源は、旧約聖書に記載されている神様を意味するヘブライ語「ヤハウエ」からきているとの説がある。ちなみに、京都をはじめ全国にある八坂神社の「八坂(やさか)」も同様であるとのこと。「弥栄」の由来が神様「ヤハウエ」であると信じる者であれば、「いやさかえ」と表現するほうがより語源に近く、崇拝の念を表せると考えるかもしれない。

 今回の誤報騒動、麻生総理はクリスチャンを自称してはいるものの、そんな思いから出た言葉とは考えにくい。では仮にマスコミに対する罠だったとしたら… 総理は稀にみる一流の仕掛け人と言える。


エントロピーの法則

2009-04-11 14:11:33 | Weblog
 塩と砂糖、それぞれ別々に1kgづつ貰うのと、それらをミックスして2kg貰うのではどちらを選ぶかと言えば‥‥、言うまでもなく別々で頂く。ミックスして使用することはあまり無いのと、混ぜるのは簡単だが、ミックス品を別々にするのは至難の業だからである。
 自分の部屋だって、ミックスした状態すなわち散らかすのは簡単だが、整理整頓するのは努力を要す。このように、一般的な事象は放っておけば乱雑な方向へと向う。これをエントロピーの法則と呼ぶが、方や例外もある。それは人間を始めとする生命体およびその活動が関わった場合である。

 ミロのビーナスが海岸で発見された時、これが海の浸食で自然にできた産物だとは誰も考えない。当然、昔の芸術家が創作したものと疑いもなく判断する。
 それでは、我々人間はどのように誕生したのかとの問いに対して、学校では「自然の中から偶発的に細胞級の原始生命体が現れ、時間とともに進化した結果だ」と習う。先ほどのビーナスの場合とは違い、完全にダブルスタンダードである。人間を見て、自然に偶発的にできたと考えるより、誰か(宗教的には神様)が創造されたと考えるほうが、より整合的だと思うのだが……

日本の借金

2009-04-08 20:39:04 | Weblog

 「国の借金(国債等)は800兆を超え、国民1人当たり600万円超となる。」「このまま、借金が増えると国が破綻する。」…、経済政策を議論する際のテレビ、新聞等でおなじみのフレーズである。国の会計を家計に例えて、このままだと自己破産するとのとであるが、通貨発行機能を有する国の会計を家計に例えるのはあまりに無謀ではないか。
例えば、最近デフォルトしたアイスランドに対し、より借金比率の高いジンバブエはどうであろうか、1000万%を超える「ハイパーインフレ」が起こっているもののデフォルトはしていない。なぜか? ジンバブエは外国に対する負債が少ないからである。これと同様に、日本も海外に対しての負債はきわめて少ない(95%は国民に対する負債である)。それ故、国家が破綻するとはとても考えられず、国の借金800兆超円は国民にとっては借金ではなく、債権、言い換えれば将来の国民の資産とも言える。

 元々、国が黒字を計上するようなことってあるのだろうか。通貨の発行そのものが、国民に対して負債を負うことと思うのだが。通貨発行機能を有する国は、赤字が当然であり、国債も通貨の一種とみなしてもいいように思う。
 
 行き過ぎた国債発行による弊害は、財務省のHPやエコノミストたちによると、
 ・ 金利が上昇、
 ・ 国債の信用が低下、  
 ・ インフレが進行し、
これらが起因となって、経済が低迷し、国生生活に影響するとのことである。まさにその極端な例が先ほどのジンバブエである。
一方、日本の場合はどうか。我が国は世界で最も金利が低く、そのような低金利であっても国債が札割れすることなく買い手がつく。(イギリスや韓国等では、高金利であっても国債の札割れが生じている)さらに、インフレではなくデフレである。すなわち、国債発行による弊害がまったく現れていない。国民に豊富な貯蓄があり、また優れた工業製品の高い供給能力を有しているためである。  
 
 このような国債に対しての誤解はどのからくるのだろうか。もちろん、直接的にはマスコミを通してであるが、その元はどうも財務省のように思える。国の財政が大変だと広く認知させることで、消費税導入をやりやすくするとの狙いが見え隠れする。