東大阪親睦会

個人的な観点からの意見、情報、感想、思い等の記述です。

低炭素革命

2009-04-20 16:14:13 | Weblog
 政府は、2020年までの未来像について「未来開拓戦略」を示し、その柱の一つとして「低炭素革命で、世界をリードする国」を掲げた。
地球温暖化が叫ばれるようになってきて、どうも炭素そのものが悪玉扱いにされつつあるように感じてならない。
でもよく考えてみてほしい。我々人間をはじめ動植物の体の中核となる素材(元素)は炭素である。石油、石炭等の化石燃料は元々は動植物であり、動植物の死骸が主に水とCO2に分解されるべきところ、何らかの要因で分解されずに中間体として地中に残ったものである。本来、CO2となるべき死骸が奇跡的に化石燃料として残ったのである。これを神様からの贈り物として、有効利用しない手はないと思う。
 ただ問題は、化石燃料を限りある資源として万民に益をもたらすように真に有効利用するのではなく、利権争い、利権維持といった利権構造の中で大量発掘、大量消費されることである。
有効利用についてさらに補足すると、化石燃料を利用しつつも、この地上に緑が育ち、動植物が益々繁殖するような活用を展開し、化石燃料として消費する炭素量(燃焼後、CO2として発散される)よりも、繁殖する動植物の炭素量が多くなれば何ら不具合は発生しない。
 すなわち、旧約聖書において、「生めよ、殖えよ、地に満ちよ」と語った神様の願いに従って、高炭素化(生命体増)の世界を築くほうがより本質的な解決に至るのではないだろうか。