東大阪親睦会

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エントロピーの法則

2009-04-11 14:11:33 | Weblog
 塩と砂糖、それぞれ別々に1kgづつ貰うのと、それらをミックスして2kg貰うのではどちらを選ぶかと言えば‥‥、言うまでもなく別々で頂く。ミックスして使用することはあまり無いのと、混ぜるのは簡単だが、ミックス品を別々にするのは至難の業だからである。
 自分の部屋だって、ミックスした状態すなわち散らかすのは簡単だが、整理整頓するのは努力を要す。このように、一般的な事象は放っておけば乱雑な方向へと向う。これをエントロピーの法則と呼ぶが、方や例外もある。それは人間を始めとする生命体およびその活動が関わった場合である。

 ミロのビーナスが海岸で発見された時、これが海の浸食で自然にできた産物だとは誰も考えない。当然、昔の芸術家が創作したものと疑いもなく判断する。
 それでは、我々人間はどのように誕生したのかとの問いに対して、学校では「自然の中から偶発的に細胞級の原始生命体が現れ、時間とともに進化した結果だ」と習う。先ほどのビーナスの場合とは違い、完全にダブルスタンダードである。人間を見て、自然に偶発的にできたと考えるより、誰か(宗教的には神様)が創造されたと考えるほうが、より整合的だと思うのだが……