東大阪親睦会

個人的な観点からの意見、情報、感想、思い等の記述です。

ジーンズ

2009-10-14 20:28:11 | Weblog
 最近、ジーンズの低価格競争が過熱している。ユニクロ、西友、イオン、ダイエー等々次々に1000円以下のブランドを発表。(今日は690円のジーンズがドンキより販売されるとのニュースがあった。) これらは、デザインから製造、販売までが一貫管理され、製造は人件費の安い国々で行う。

 消費者としては大変ありがたいことだが、しかし、これらは1~2シーズン着られればよいというコンセプト故に、縫製等の問題から長持ちしないとのこと。
すなわち、衣料の使い捨て時代の到来を意味する。

  これら衣料は合成繊維、木綿、羊毛などを縫製したものである。合成繊維の原料は石油で、使い捨ては当然石油を浪費する。木綿、羊毛は自然に由来するものだが、前者は大量のエネルギーを使って栽培され、後者は洗浄や染色工程でさまざまな有害物質が使用するなどから、やはり使い捨ては環境負荷の増大に繋がる。

 「もったいない」が世界の共通語、共通価値観になりつつある昨今、衣料の使い捨て化は環境、資源を重要視する時代の潮流に逆行するのではと懸念する。

誇り高き2世議員

2009-10-10 11:50:18 | Weblog
 最近、毎日新聞の電子ニュースが、福田政権時代の以下のような切迫した日米間の交渉を報じた。
「米政府系住宅金融機関2社が経営危機を迎えていた08年8月下旬、日本政府が外貨準備を使って両社の支援を検討していたことが関係者への取材で判明した。両社が経営破綻すれば、世界の金融システムに深刻な影響を与えることは必至。日本政府は、外貨準備から拠出して両社の社債を購入する救済策を立案。しかし当時の伊吹財務相が慎重論を主張し、9月1日の福田康夫内閣の退陣表明で政府が機能不全に陥ったため、実現しなかったという。」

福田元首相の突然の辞任に関しては、かねてより、米国からの執拗な国債もしくは社債購入の圧力をかわすためとの噂が多くあったが、上記ニュースはこのことを裏付けるものである。
100兆円ともいわれる米国からの理不尽な要求を承諾するわけにはいかず、とったのが辞任という自爆作戦……最も有効的なタイミングを見計らって退陣・総選挙することで要求をはねのけたという。

辞任会見の際、記者の質問にいたたまれなくなってつい出た言葉「他人事のようだと言うが、私は自分を客観的に見ることができるんです。 あんたとは違うんです。」の真意が、裏事情を知れば、痛いほどよく分かる。

 次の麻生政権下では、引き続き米国は100兆円にものぼる国債の購入を迫ったという。
これを回避するためにとったのが、先に亡くなった中川元財務大臣のG7後の泥酔会見だと、日本証券新聞は関係者の証言として次のように伝えた。
「G7で米国はなんとしても中川氏に“空手形”を切らせる腹づもりだったらしい。そこで、中川氏はさんざ酒を飲み、酩酊状態になることで時間稼ぎする作戦に出た。記者会見で隣に座っていた白川方明・日銀総裁は事の詳細をすべて知っていたと言う。」
すなわち、中川氏は体を張って国益を死守したのだという。

 2世議員に対する批判が多い中、これらの話が事実だとすれば、福田氏、中川氏は2世議員としての意地と誇りを示した国士であり、さらなる真実が明らかになることを切望する。

官僚政治

2009-10-07 10:34:01 | Weblog
 本来、政治家の最も重要な使命は、進むべき理念を示すとともに、めまぐるしく変化する状況、環境に対して、的確な政策を提示・実行することと考える。

しかし今の民主党、マニフェストの実現こそが第一とばかり、他のことは見向きもせずに邁進しているように思えてならない。
「マニフェスト」という一種の目標かつマニュアルに、ただ従って業務を推進する姿は、まさに官僚そのもの。
「脱官僚」のスローガンを掲げて、自ら(政治家)が官僚化しているのはジョーク以外のなにものでもない。

  早く臨時国会を開催し、目指すべき方向、理念を所信表明として示すことに加え、経済の2番底が到来すると言われるこの危機的状況化に対し、いかに対処すべきか…… 優先すべきはこちらと思うのだが。