東大阪親睦会

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旧東ドイツ国民は神を捨てる傾向にある

2012-05-05 09:01:51 | Weblog
かつて東ドイツの共産主義社会を崩壊させたのはライプツィヒの福音教会を中心とした知識人たちだった。その一人が先月18日にドイツ連邦大統領に選出されたヨアヒム・ガウク氏だ。新大統領は旧東独の人権活動家でルター派教会元牧師だった。ドイツの再統合後、旧東独の福音教会は信者がいなくなり、ほとんど消滅状態になったと記されている。

旧東独国民が最も神を信じていない、という調査結果が明らかになった。米シカゴ大学が実施した調査に基づく。それによると、旧東独国民の8%しか人格神を信じていない。そして「神を信じる人々は今後も減少する」と予想されているのだ。同時に、積極的に神の存在を否定する無神論者は46%だった。

東ドイツ博物館の写真
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神様を信じることが少なくなる傾向はカトリックよりプロテスタントの教会に多く見られるという。旧東ドイツはプロテスタント教会そしてお隣ポーランドはカトリック教会と新旧異なる。そしてポーランドでは神様を捨てる人はいないという。この違いは、カトリックはバチカン法王庁を中心としてピラミット型の信仰体系だがプロテスタントは自由を求めて個人が強調されてきた。その結果社会は神様を捨てる人々が増え、犯罪と民族運動が増えてきている。

カトリックのピラミッド型の信仰体系に矛盾を感じた一人、ルターも宗教改革の嵐を起こした。そして歴史は新しい風を呼び起こし、個人が大切にされアメリカを中心とした社会が時代を引っ張ってきました。そして今、その風はアメリカから日本、韓国、中国、ロシアを巻き込みながら進んでいます。

自由というのは取り違えてしまうと社会を崩壊させてしまう危険があります。この日本も自由ということばに混乱させられています。
原発問題からエネルギー不足による夏場の電気不足の混乱が予想され、原発の再稼働も混乱を極めています。
「自分の勝手でしょ。」これが日本の自由観です。これでは本心の気持ちが「違う」と叫んでしまいます。現代は本心の自由を求める心情が復帰されてくるようになり、それにしたがって生きようとする意志も高まってきています。
また、それを受け止めることができる社会環境を要求するようになり、その欲望が満足できなければさらに社会の改革が求められてきます。

現代は新旧の価値観の端境期なのでまだまだ、各個人が社会がいくつかの選択肢の中から自己の責任で選択して進まなければならない社会なのです。だれも結果を出せる人はいません。
旧東ドイツの人々が神を捨てた原因は、カトリックの信仰だけでは不足であり、それに抵抗した信仰であり、そのために、自由をもとめながらその自由で崩壊し、神様から遠のいてしまっているのです。私が大きくなって神様が見えなくなってしまったのです。(孤族の国
その自由が新たに孤独死を招き、多くの社会問題を引き起こしている。

これらを取り戻せる方法はなんでしょうか。


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