今日の阪神タイガース

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ノリ残された道は海外か引退か

2007年01月13日 14時40分41秒 | Weblog
 オリックス・中村紀洋内野手(33)の退団が、正式に決まった。
 大阪・北区の球団事務所で本人同席のもと6度目となる最終交渉に臨んだが、残留へ合意しなかった。
 今後はトレード、もしくは自由契約となって国内球団への移籍先を探るが、現状は全球団が“NO”だった。
 「お金じゃない」と悲痛な叫びをあげるノリのフルスイングが、日本球界から消える可能性が高まった。

 必死に、笑顔を作った。
 午後6時、茂木立仁弁護士(39)を伴って、約1時間の最終交渉を終えた中村内野手は「合意できなかったけど、すっきりした気持ちで納得して終わった」と言い切った。「ホンマは泣きそうやった」二転三転した約1か月の騒動に自らピリオドを打った。

 決別の覚悟だった。
 午後4時30分に球団事務所に到着したが、外出していた小泉隆司球団会長(66)の到着を20分待った。
 一昨年、熱心に獲得に動いた球団トップは交渉の最後に顔を出し「残念。ご縁がなかったね」と握手を求めただけ。それでもノリは「感謝しています」と絞り出した。

 もはや修復は不可能だった。
 9月29日に左手首を手術した際のフォローなど、あらゆる待遇面の改善を求めて対立し、この日、機谷俊夫球団代表(44)は「一切下交渉から変わっていないわけじゃない」と、昨年の下交渉で提示した2億円から60%減となる8000万円から上方修正していたことを明かした。
 それでも、一度凍り付いた気持ちは溶けなかった。

 かつての5億円プレーヤーの前途は険しい。
 今後、球団側がトレード先を探るが、ヤクルト・多菊善和球団社長が「ああいうタイプの選手は、ウチはいらない」と突っぱねれば、日本ハム・高田繁GMは「三塁は(新外国人の)グリーンもいますし」と門前払いだ。
 ロッテ・瀬戸山隆三球団社長は「今のところ獲得する意思はありません」と明言した。三塁には今江内野手がおり、前ソフトバンク・ズレータ内野手を獲得するなどポジションはない。

 巨人も「ありません」と清武英利球団代表が明言した。
 歴史の浅い楽天も「若手への切り替えが進んでいる。チーム事情にそぐわない」(山下大輔編成部長)と各球団とも補強がほぼ終わった段階を強調した。
 われ等が岡田彰布監督にいたっては「打率3割5分、50本塁打を打ってくれる助っ人なら、素行面に目をつむることもある」とトラブルメーカーぶりに苦言を呈した。

 「国内がなければ? 海外も考える。でも2000万円でもいいです。お金じゃないんです、ホントに」と焦るノリは明日から大阪・泉南郡で自主トレを公開することを決めた。
 手術以来のフリー打撃で、フルスイング健在をアピールするしかない。

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1 コメント

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彼の記事を (hakonenogeta)
2007-01-13 20:23:16
ネットで読んでみるとつくづく損な役回りですね!あまりにも清原選手の存在感があり過ぎて比較されてしまう流れに対して、如何に普段からの世間様に対する対応を上手くしていたら今回みたいな辛い立場にはならなかったかな?やっぱりプロ選手はイメージは大事ですな!!
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