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民主党政権下での市民運動の課題

2009-10-26 | いってきました
10月25日(日)13:30~文京区民センター3C会議室で行なわれた「民主党政権下での市民運動の課題」という討論会に行ってきました。

村岡到さん、林克明さんの基調報告の後は、30名ほどがテーブルを囲んで、活発な討論会となり、「普天間問題」「小選挙区制」「ベーシックインカム」「子ども手当て」など、様々な論点で面白い討議でした。

              

「政治の変革をめざす市民連帯」「草の実アカデミー」「基地のない平和な沖縄をめざす会」の共催だったので、一番気になる「普天間問題」が聞けると思って出席しましたが、「アメリカの圧力を押し返せないのは、大きな闘争が盛り上がっていないのが原因で、県知事選に糸数さんも勝てなかった」という主催者の発言に、暗い気持ちでいたところ「そんなことは無い。糸数さんも僅差で負けたし、今、『普天間』は巷でも大変話題になっている。11月8日に沖縄でも、東京代々木公園でも、水谷橋公園でも同時に大集会を計画している。鳩山の発言も民意を意識して変わっている。」という反論がありました。
辺野古の美しい海は、トラック525万台の土砂で埋めないと基地が出来ないとのこと、これ以上、海も空も大地も、軍事施設で汚して欲しくないと改めて感じました。

「小選挙区制」のからくりについては、小選挙区でなく、全国一区の比例代表選挙の場合、民主308→206、自民119→129、公明 21→ 55、共産 9→34、社民7→20、みんな5→20、国民新3→8に、議席数が変ると知り驚きました。今のままでは、民意を反映しない議席数です。

報告も討論も、全体的に「民主党のよいところは勧め、悪いところは反対しよう」ということでしたが、財源の話しが盛り上がり、その中で「意見広告」チラシの「不公平な税制」について発言したところ、話題になりました。また、「活憲」を提唱される主催者から、「『意見広告』の方が見えていますが、昔9条だけだったのが、今年の5月から9条・25条となり大変大きな変化で、このように憲法を活かしていく試みが大切だ」とお話しがありました。

民主党に対しては楽観論ばかりではなく、「議会や教育の場で小沢のめざしているものは、ファシズムの匂いがするので、要注意」との発言もありましたが、いろいろな意見が伺えて、「意見広告」の宣伝にもなり、とても有意義な三時間でした。(文責/佐藤)

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