7月11日(土)12:30~ ポレポレ東中野で、神山征二郎監督の映画「鶴彬━こころの軌跡」を観て来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/16/acad0c200f40b9e8e374eda1bae0266d.jpg)
29歳の若さで獄中病死に追い込まれた川柳子、鶴彬はたびたび画面に映る鬱々とした日本海の荒波のような暗黒の時代の中で、そのまま嵐に向かって突き進み、己を曲げず信念を貫き通して斃れました。
その鶴彬を演じた俳優、池上リョヲマはその魂が乗り移っているかのような迫真の演技です。
有名な川柳「手と足をもいだ丸太にしてかえし」もよかったですが、私は「軍神の像の真下の失業者」という句が、現代にも通じそうで怖いと感じました。
師匠の「井上剣花坊」のつぶやいた「頭ほど足は進まずつんのめり」とか、「日は西に月はまだ出ぬ世紀末」などからも、川柳の鋭い諷刺を感じて興味深かったです。
24日まで上映していますので、お時間のある方はぜひご鑑賞ください。(文責/佐藤)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/c5/2fcef23caec62b1ce54ec463d6b21c50.jpg)
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29歳の若さで獄中病死に追い込まれた川柳子、鶴彬はたびたび画面に映る鬱々とした日本海の荒波のような暗黒の時代の中で、そのまま嵐に向かって突き進み、己を曲げず信念を貫き通して斃れました。
その鶴彬を演じた俳優、池上リョヲマはその魂が乗り移っているかのような迫真の演技です。
有名な川柳「手と足をもいだ丸太にしてかえし」もよかったですが、私は「軍神の像の真下の失業者」という句が、現代にも通じそうで怖いと感じました。
師匠の「井上剣花坊」のつぶやいた「頭ほど足は進まずつんのめり」とか、「日は西に月はまだ出ぬ世紀末」などからも、川柳の鋭い諷刺を感じて興味深かったです。
24日まで上映していますので、お時間のある方はぜひご鑑賞ください。(文責/佐藤)