反戦・平和のイベント情報

反戦、反改憲のための市民のイベント情報
スタッフの声他

8期終わりにあたり

2009-06-28 | 事務局風景 スタッフの声
賛同してくださった皆さまに、8期報告書をお送りしました。
お手元に届き、ご覧いただいたでしょうか。

8期も終了を向かえ、9期に向け引継ぎを行っています。
8期は、新しく取り組んだことが多く、慣れない事務局スタッフは大変でしたが、たくさんのボランティアさんのご協力で、5月3日の新聞に意見広告を掲載することができましたこと、心より感謝いたします。ありがとうございました

2010年は、改憲のための発議ができる年となります。
そのため市民意見広告運動では、例年は、次期のチラシができるまでは、本格稼動しておりませんでしたが、今回は、9期のチラシができるまで、8期のチラシを宣伝紙として活用することにしました。
改憲へのムード作りは着々と進んでおります。メディアは、本当のことを知りつつも報道はしていません
改憲目的の「海外で戦争をする国」にしたいとは、絶対、言いませんね。そのため一般市民には、いろいろ考えたり話し合ったりして目覚めてもらっては困るので、テレビは笑えないお笑い番組や旅や食べ物番組を垂れ流し、新聞は差しさわりのないつまらない記事ばかりです。そして選挙目的の政治批判もしません年金・雇用問題は、過去のことでしょうか。定額給付金で、景気が刺激されたでしょうか。
小手先のことで騙されず踊らされずに、選挙で1票を行使しましょう。

これからの市民運動のキーワードは、若者とメディアをどう巻き込んでいくかということではないかと思います。

私たち一人ひとりが、この国をどういう国にしたいのかを、改めて考えるときです。あなたは『海外で戦争をする国』にしたいですか?

『環境社会新聞』の取材

2009-06-20 | 事務局風景 スタッフの声
 6月20日(土)13:00~ 前もって連絡のあった大阪の『環境社会新聞』のお二人が、「意見広告」の取材と環境問題の説明に見えました。
 公害問題で宇井純さんと出合ったという社主の西川さんが、環境ITコンサルタンツの田川さんとともに、環境問題と平和運動の手を繋ぎたいということで、広報活動の一環として大阪から訪れたので、事務局長とスタッフ二人で取材を受けました。

田川さんはパソコンの映像を駆使して、今行動しなければ間に合わないという、温暖化現象の怖い現実を丁寧に説明されて、このような事実の伝承の大切さを話して行かれました。

              

気温の上昇による、ここ数年の台風のすごさ、南極の氷が崩れ落ちていく様子など、迫真の映像でした。原発についても、エコどころか海水の温度が上昇して大変なことになると言われていましたが、こういうことは、経団連や為政者にこそぜひ知ってもらわなければなりませんね。

「もう使わせない!『つくる会』教科書」

2009-06-14 | いってきました
6月13日(土)13:30~17:10、阿佐ヶ谷の杉並区立産業商工会館3Fホールで行なわれた「もう使わせない!『つくる会』歴史教科書」という集会にいってきました。

             

一橋大大学院教授の吉田裕さんの講演「侵略戦争の歴史と、どう向き合うか━田母神問題を中心に━」では、論文とはいえない陰謀史観による田母神の文章が、どれだけ精密に批判されても本人とその支持層は絶対に屈しない現状、読売新聞2008.1世論調査で「国民であることが誇り」「国の役に立ちたい」がそれぞれ93%、73%に増えているという「国家意識」の高まりなど、自己肯定感のない子どもたちに流れ込みやすい「癒しのナショナリズム」の危険性について話されました。

次の千葉大教員、趙景達さんの講演は「新自由主義と歴史教科書問題」というテーマで、韓国でも国家主義のニューライトが登場し、「従軍慰安婦」はいなかったという高校の教科書を作っているという報告でした。

現場からのアピールでは「教科書展示会場」に出かけてアンケートを提出する運動や杉並区教育委員会への要請の取り組みなど、頼もしい発言が続きました。

小学校の担任の机に「日本だからできる新しいオリンピック」などというシールが児童数、黙って置かれている現実、杉並区あげての拉致問題ブルーリボン運動など、驚くような話しも多いのですが、草の根の取り組みもとてもしっかりしていて励まされました。(文責/佐藤)

5.16「幸せ谷 いのちの森物語」ミュージカル

2009-06-09 | 事務局風景 スタッフの声
5月16日、事務局スタッフがミュージカルに出演しました。
松戸の「関さんの森」を開発から守るということをテーマに、東葛はるかぜ合唱団20周年記念コンサートに森の合唱団として地域から加わったのですが、子どもたちや年配者、若者を含む総勢100人の「幸せ谷 いのちの森物語」ミュージカルでした。
                

10曲のナンバーの中にとてもいい歌詞がありましたので、ご紹介します。

「今 私たちにできることは何 過ぎた時間は取り戻せないけど 時ははてしなく進むけど
今 できることがきっと何かあるはず あきらめないで あきらめないで できることの一つをさがそうよ」

 森を子どもたちに残そうというテーマに基づいた歌詞ですが、私たちの運動にも共感できる言葉でした。平和な未来のために、あきらめないで、できることを一つひとつ探していきましょう!

新自由主義の終わりと連帯経済

2009-06-08 | いってきました
6月7日(日)15:00~17:30、新御茶ノ水の総評会館で開かれた「新自由主義の終わりと連帯経済」という講演会に行ってきました。

講師は、アンドリュー・デウィットさん(カナダの経済学者)、北沢洋子さん(国際問題評論家)、湯浅誠さん(もやい事務局長)、向田映子さん(女性・市民コミュニティバンク代表)の4人です。

      

「連帯経済」という言葉自体が初めて聞いた言葉でしたが、ヨーロッパで始まった「社会経済」の概念で、新自由主義や市場原理主義に対抗する「人間と人間の関係が主になる経済」「相互扶助+異議申し立て」ということでした。98年ブラジルのポルトアレグレで連帯経済運動最初の旗揚げがされたそうですが、もやいの湯浅さんの実践や、向田さんが神奈川で行っている「市民がお金を出し合い、非営利・相互扶助、透明性の高い金融により市民事業などへの融資を行ない、地域経済の発展、豊かな地域社会つくりに貢献している」NPOバンクなどが「連帯経済」なのだそうです。

北沢さんによると、今の大不況は、「百年に一度の不況」ではなく、「資本主義の終わり」なので、残された道は連帯経済やそのほかの試みしかないとのことです。

狭い会場に入りきれないくらいの出席者は、日頃の平和集会とがらりと違った顔ぶれで、若い女性、大学生、働き盛りの男性が多く、嬉しいことに、置きビラにお願いした今年の意見広告の「別刷り」100枚以上が一枚残らずなくなって、出かけてきたかいがありました。
帰り道は懐かしいニコライ堂のそばを通って帰りました。(文責/佐藤)

             

オススメの1冊

2009-06-06 | 事務局風景 スタッフの声
『新しい憲法 明るい生活』は、1947年(昭和22年)5月3日の日本国憲法施行に際し、政府・憲法普及会によって、全国の町内会、各家庭に(約2000万部)配布された冊子です。
この冊子の拡大・復刻版が【憲法9条・メッセージプロジェクト】から発行されています。

              

表紙の発刊のことばは、とても素晴らしいです。そして新憲法の特色もわかり易く書かれています。
生まれかわる日本・もう戦争はしない(第9条)・人はみんな平等だ(第11・13・14条)・義務と責任が大切(第12条)・健康で明るい生活(第25・27・28条)・役人は公僕である(第31~40条)・国会は私たちの代表(第41・42~64条/第83~86条)他を、やさしく説明しています。
当時、全国の町内会・各家庭に配布された冊子ですから、本当に誰にでも分かるように書かれています。
すべての方々にお読みいただければと思います。1冊100円です。

九条の会 ~加藤周一さんの志を受けついで~

2009-06-04 | いってきました
6月2日に日比谷公会堂で行われた「九条の会講演会 ー 加藤周一さんの志を受けついで」について報告します。
主催者の発表によると会場には、2,000名をこえる参加者がありました。また「九条の会」数が7,443に増えたそうです。
              

以下、各講演者の話を記します。

井上ひさし氏
死んだ学生たちが言わないであろうことは、言わない。黙っていないであろうことには沈黙しない。それをすれば彼らを裏切ることになるからと加藤さんが言っている。私にとって憲法9条や生存権を定めた25条は親友中の親友。加藤さんから学んだように親友を裏切らない。

大江健三郎氏
「核保有国と非核保有国の信頼関係をつくらなければ何も始まらないというのが加藤さんの考え方だった」を紹介し、不戦を誓う憲法を本気で守り、それを周辺国に認めてもらえるなら、私は悲しみを乗り越え、生きていくことができると話した。

矢島 翠氏 
物書きは、エゴイストである。加藤がエゴをすてて、9条の会を立ち上げる運動に参加したことは驚きであり、今後の発展を期待しています。

奥平康弘氏
加藤さんと木下順二氏の戯曲を一緒に見たとき加藤さんが言った「こんなむずかしい芝居に、こんなに多くの人が集まるなんて、日本も捨てたものではない」との述懐が忘れられない。

澤地久枝氏   
加藤さんの「ある晴れた日に」の本を20才の時に読んだが、理解できなかった。
若い人を嘆くのではなく、我々老人が、若い人たちに理解できる言葉で、老人と若い人をつなぐ努力をする必要がある。 
東京のマスコミは、何の問題、事件がないかのような報道しかないが、地方では、住民の立場に立った報道がなされている。そのことを見、聞くことで地方に行くと、元気をもらえる。

小田さん、加藤さんがお亡くなりになりましたが、「九条の会」のゆるやかなつながりのネットワークを広げていきたい。
政権交代をしないと、日本は奈落の底に落ちる。今度の選挙では、絶対勝ちましょう。(文責/葛西)