生かそう憲法 輝け9条 2009年5・3憲法集会(日比谷公会堂)に行ってきました。
爽やかな5月の風が心地よい日でした。
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スピーチ(1部)は、落合恵子さんから始まりました。
落合さんは、「一人ひとりの生きる権利が疎外されている。近年、この国は、なんでも自己責任という言葉で片付けられていくが、歳を重ねて、手助けが必要になったとき、それらを求めることは自己責任なのでしょうか。」そして介護の現場で働く方のメールや尊敬する方々の言葉を紹介されました。明るく笑いも交えながらも、国の福祉政策がいかの無策なのかということや、私たちには怒りを表明する権利があるのだからもっと怒りましょうというお話で、20分間は瞬く間に過ぎました。
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二人目は、物理学者の益川英敏さんでした。
益川さんは「憲法改正のアンケート調査は、非常に危険だと思う。質問の内容によってどうにでも操作できるのだから、結果を見てオロオロしないほうが良いのです。」「今、国がどうしても欲しいものは『交戦権』です。それを大々的に言うと、国民の大半はいらないと言うから、あの手この手でいろいろやってくる。」ときどきマイクを持ったまま黙り込んでしまう益川さんは「今、話が脱線しないように耐えています。」と仰って会場は笑い声に包まれました。
アイヌ民族の音楽と踊り(レラの会)が披露されました。力強い踊りやムックリの演奏は素晴らしかったです。
スピーチ(2部)は、福島瑞穂さんのお話から始まりました。憲法審査会を始動させないことが重要であること、総務省が国民投票法のリーフレット作成の予算を確保し昨年から作成していること、そしてある自治体ではリーフレットを各世帯に配布したというお話をされました。また核軍縮・在沖米軍グァム移転協定・自衛隊のソマリア派遣・25条生存権のことなど5つのことをわかり易くお話されました。
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二人目は、志位和夫さんでした。核兵器廃絶と日本国憲法第九条をテーマに、核兵器をめぐる情勢の変化や、九条には二度と戦争を起こさないという決意とともに核戦争を絶対阻止したいという願いが込められて、それを世界の人々にに呼びかけたところに、この条文の世界的意義があるのではというお話をされました。
集会アピールの提案があり、拍手で承認されました。参加者は4200人。その後、銀座パレードを行いました。
私たち、一人ひとりが主権者として、今こそ憲法を暮らしや社会に生かしていくことと、憲法の大切さを広めることが重要だと思いました。(文責:田中)