8月2日(日)14:00~16:30、国分寺労政会館の、「海外派遣、米軍再編、ミサイル防衛━憲法踏み越える自衛隊」という講演会に行ってきました。
東京新聞編集委員の半田滋さんが、ソマリアから帰ってきたばかりということで、現地の報告をされました。日本全体が、打ち続く自衛隊の海外派遣に「慣れ」と「緩み」を感じているすきのどさくさ紛れに、初めての「海外派兵恒久法」である「海賊対処法」が通ってしまった現実は、改憲派から見ても、「解釈改憲でこんなに何でもできるなら、憲法を変える必要がなくなるじゃないか」と言われているほどだという、とんでもない異常事態です。
その上、ソマリアの今の状況は風が強くて海賊が出ないし、自衛艦が護衛している大型船は、船足も速いし、大きいので海賊がはしごをかけられないため、初めから狙われていないとのこと。つまり、緊急性など実はなかったという話です。第一、不況のため、通過船舶も激減しているそうです。
また、インド洋で続けている無償の洋上給油も、当初のアメリカの自衛戦争支援から、諸外国への給油、不審船対策への給油とどんどん変ってきているけれど、今はほとんどニーズもないそうで、民主党が政権を取ってすぐやめても、さしつかえないとのこと。(というか、やめて!)
こうして、海外のどこにでもいけるような実績の出来てしまった自衛隊が、この先、後方支援だけでなく、アメリカの要請で武力行使の必要性を言い出す可能性があるかもしれない・・・。
外は小雨も降り止まず、聞けば聞くほど暗澹たる対米追随外交の現実のお話しでした。(文責/佐藤)
東京新聞編集委員の半田滋さんが、ソマリアから帰ってきたばかりということで、現地の報告をされました。日本全体が、打ち続く自衛隊の海外派遣に「慣れ」と「緩み」を感じているすきのどさくさ紛れに、初めての「海外派兵恒久法」である「海賊対処法」が通ってしまった現実は、改憲派から見ても、「解釈改憲でこんなに何でもできるなら、憲法を変える必要がなくなるじゃないか」と言われているほどだという、とんでもない異常事態です。
その上、ソマリアの今の状況は風が強くて海賊が出ないし、自衛艦が護衛している大型船は、船足も速いし、大きいので海賊がはしごをかけられないため、初めから狙われていないとのこと。つまり、緊急性など実はなかったという話です。第一、不況のため、通過船舶も激減しているそうです。
また、インド洋で続けている無償の洋上給油も、当初のアメリカの自衛戦争支援から、諸外国への給油、不審船対策への給油とどんどん変ってきているけれど、今はほとんどニーズもないそうで、民主党が政権を取ってすぐやめても、さしつかえないとのこと。(というか、やめて!)
こうして、海外のどこにでもいけるような実績の出来てしまった自衛隊が、この先、後方支援だけでなく、アメリカの要請で武力行使の必要性を言い出す可能性があるかもしれない・・・。
外は小雨も降り止まず、聞けば聞くほど暗澹たる対米追随外交の現実のお話しでした。(文責/佐藤)