2月13日(土)18:30から、表参道の東京ウイメンズプラザホールで開かれた「もう、ごめん!石原コンクリート都政」に行ってきました。
小雪の舞う寒い夜でしたが、205名の参加者と豪華講演者の共演で時間を忘れました。
司会は、前国立市長の上原公子さんと一水会顧問の鈴木邦男さん、基調講演は斎藤貴男さんです。
斎藤貴男さん
「差別を政治的に具体化すると石原都政になる」と言う斎藤さんは、石原の記事を『世界』に連載していた時に、取材するのも、書き進めるのも嫌になっていったという自身の体験を述べられました。居酒屋などに行けば石原は仲居さんたちをどなりつけるという彼の友人からの話し、取材したことを確認する電話・ファックスなどに対しても、何の返事もなし。
彼の本質は「嘘」と「恫喝」。オリンピックは既存施設を使うからというのも実は「嘘」、都民対象のオリンピック支持率70%というのもヤフーの子会社のネット調査を「世論調査」と偽る「嘘」、公設派遣村で、2万円を持って200人が帰って来なかったという発表も、実は最寄り駅まで30分もかかる場所のために夕食までに帰れなかった人たちが100人以上いたという話しだそうです。
障碍者の施設に行って「この人たちに人格はあるのか」と言う差別発言なども、彼におもねるマスコミが大きくとりあげず、真実を報道した記者には、副知事だった浜渦がその会社に乗り込んでいって左遷させたとか。溜息の出るような斎藤さんのお話しが続きました。
山口義行さん
この日は、斎藤さんの前に、立教大の山口義行さんが、121億円システム投資をした新銀行のひどい計画を話され、都議会生活者ネットワーク・みらいの西崎光子さんも、自公が続ける事に賛成している新銀行が、すでに西新宿の1店舗のみになっている状況、JALカードと連携のICカード100万枚を発行予定だった杜撰なマスタープランなどについて話されました。12億円使ってATMを151作ったのが、使い勝手が悪くて今は店に一つあるだけなど、聞けば聞くほど税金の無駄遣いです。
日本消費者連盟の吉村英二さんは、豊洲に行かなければならない理由が一つもない、築地移転の裏には石原とつながっているJAPIC(日本プロジェクト産業協会)の動きがあるとのお話し。
吉村英二さん 福士敬子さん
都議会議員の福士敬子さんは、オリンピックにかかるコストの高さを2012年のロンドンでも6千億円の予算が2兆円に膨れ上がっている現実と、建設費が979億円かかった長野オリンピック施設が、今でも年間維持費に9億2564万円かかり、歳入はどんなに頑張っても9763万円というどうにもならない収支状況を報告されました。
その次の外環道検討委員会の金子秀人さんの「もし外環道路ができると~」のお話しも衝撃的なもので、「何万人もの人が住む市街地の真下に16kmにおよぶ長大なトンネルを貫通させようとする、世界でも例のない不確定要素に満ちた計画」、水源地帯を貫通する道路により地下水流が分断・破壊され、広い範囲に砂漠化の危険があるとのことです。善福寺池涸渇、井の頭池涸渇、野川瀬切れ、汚水問題など、石原の「東京再起動」によって、私たちは取り返しのつかない自然破壊に直面するという恐ろしい話しです。
金子秀人さん 土肥信雄さん
そして、もっとも徹底的に破壊された東京の教育について、土肥三鷹高前校長の声涙下るお話し、「何が贅沢かと言えば、まず福祉」と高言する石原によって国以上に福祉施策を滅多切りにされている福祉保育の現場からの民谷孝則さんの悲痛な叫びに続き、アメリカと同じ救急車の有料化を始めた東京の医療政策は、病院・保健所の統廃合、都立の看護学校廃校と破局に瀕していると報告されたのは、元足立区長の吉田万三さんです。
民谷孝則さん
最後は実行委員長の宇都宮健児さんの「何とかして、都知事を変えましょう!」を合言葉に、一つ一つ事実を伝えながら都民に訴えていく地道な活動しかないと、決意もあらたに帰途につきました。
私たちの20日の講演会のチラシも150枚ほど受け取っていただく事ができました。(文責/佐藤)
小雪の舞う寒い夜でしたが、205名の参加者と豪華講演者の共演で時間を忘れました。
司会は、前国立市長の上原公子さんと一水会顧問の鈴木邦男さん、基調講演は斎藤貴男さんです。
斎藤貴男さん
「差別を政治的に具体化すると石原都政になる」と言う斎藤さんは、石原の記事を『世界』に連載していた時に、取材するのも、書き進めるのも嫌になっていったという自身の体験を述べられました。居酒屋などに行けば石原は仲居さんたちをどなりつけるという彼の友人からの話し、取材したことを確認する電話・ファックスなどに対しても、何の返事もなし。
彼の本質は「嘘」と「恫喝」。オリンピックは既存施設を使うからというのも実は「嘘」、都民対象のオリンピック支持率70%というのもヤフーの子会社のネット調査を「世論調査」と偽る「嘘」、公設派遣村で、2万円を持って200人が帰って来なかったという発表も、実は最寄り駅まで30分もかかる場所のために夕食までに帰れなかった人たちが100人以上いたという話しだそうです。
障碍者の施設に行って「この人たちに人格はあるのか」と言う差別発言なども、彼におもねるマスコミが大きくとりあげず、真実を報道した記者には、副知事だった浜渦がその会社に乗り込んでいって左遷させたとか。溜息の出るような斎藤さんのお話しが続きました。
山口義行さん
この日は、斎藤さんの前に、立教大の山口義行さんが、121億円システム投資をした新銀行のひどい計画を話され、都議会生活者ネットワーク・みらいの西崎光子さんも、自公が続ける事に賛成している新銀行が、すでに西新宿の1店舗のみになっている状況、JALカードと連携のICカード100万枚を発行予定だった杜撰なマスタープランなどについて話されました。12億円使ってATMを151作ったのが、使い勝手が悪くて今は店に一つあるだけなど、聞けば聞くほど税金の無駄遣いです。
日本消費者連盟の吉村英二さんは、豊洲に行かなければならない理由が一つもない、築地移転の裏には石原とつながっているJAPIC(日本プロジェクト産業協会)の動きがあるとのお話し。
吉村英二さん 福士敬子さん
都議会議員の福士敬子さんは、オリンピックにかかるコストの高さを2012年のロンドンでも6千億円の予算が2兆円に膨れ上がっている現実と、建設費が979億円かかった長野オリンピック施設が、今でも年間維持費に9億2564万円かかり、歳入はどんなに頑張っても9763万円というどうにもならない収支状況を報告されました。
その次の外環道検討委員会の金子秀人さんの「もし外環道路ができると~」のお話しも衝撃的なもので、「何万人もの人が住む市街地の真下に16kmにおよぶ長大なトンネルを貫通させようとする、世界でも例のない不確定要素に満ちた計画」、水源地帯を貫通する道路により地下水流が分断・破壊され、広い範囲に砂漠化の危険があるとのことです。善福寺池涸渇、井の頭池涸渇、野川瀬切れ、汚水問題など、石原の「東京再起動」によって、私たちは取り返しのつかない自然破壊に直面するという恐ろしい話しです。
金子秀人さん 土肥信雄さん
そして、もっとも徹底的に破壊された東京の教育について、土肥三鷹高前校長の声涙下るお話し、「何が贅沢かと言えば、まず福祉」と高言する石原によって国以上に福祉施策を滅多切りにされている福祉保育の現場からの民谷孝則さんの悲痛な叫びに続き、アメリカと同じ救急車の有料化を始めた東京の医療政策は、病院・保健所の統廃合、都立の看護学校廃校と破局に瀕していると報告されたのは、元足立区長の吉田万三さんです。
民谷孝則さん
最後は実行委員長の宇都宮健児さんの「何とかして、都知事を変えましょう!」を合言葉に、一つ一つ事実を伝えながら都民に訴えていく地道な活動しかないと、決意もあらたに帰途につきました。
私たちの20日の講演会のチラシも150枚ほど受け取っていただく事ができました。(文責/佐藤)