野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

カワセミの縄張り争い?

2005年07月09日 | 鳥見記録
 早朝からカワセミポイントへ、到着と同時に子セミが1羽遠くへ飛び去る。小川の中程の鉄杭に時々とまる。2羽とまることもあるが普段は1羽が飛び去る。しかし今日は様子が違った。
 
 2羽が鉢合わせになると、お互いがクチバシを突き上げ同じポーズでしばらく静止した。求愛行動と同じだが、片方は明らかに子ゼミ、どうも威嚇のポーズのようである。

 しばらくすると、今度はお互いに羽とクチバシを広げて身体の大きさを競うように威嚇しあう。

 何度も同じことを繰り返すが勝敗が付かないようで、お互いの距離が近づいてくる。

 また、クチバシを突き上げて威嚇のポーズ、

 ますます近づいて、羽とクチバシを広げあう。

 もう、お互いのクチバシがくっつくところまで接近してしまった。

 と思ったら、突然お互いがクチバシを絡ませ合った。

 そして力比べをするように引っ張り合い、

 今度は、ねじりあい。

 頭が見えたと思ったら、今度は喉が見える。

 そうこうしているうちに、向かって左側のカワセミが力が勝ったか右側のカワセミを杭から引き離し、ちょうどクチバシでつり下げたような感じで落としてしまった。見ていてカブトムシの争いを思い出した。

 これで勝負がついたようで、落とされたカワセミは飛び去ってしまい、しばらくして勝ったカワセミも跡を追いかけて飛び去った。

 どちらのカワセミも下クチバシが赤く雌のようだった。時々2羽が同じ鉄杭に止まっても、こんな激しい争いにはならず、仲良くとまるか、どちらかが逃げるのだが、どうしたことだろうか。
 右側のカワセミは足も赤く胸の周りも綺麗で成鳥のようにも見える。元々居た雌カワセミが自分の子セミに負けて逃げたのなら可哀想にも思う。でも、これも自然の摂理でしょうか・・・・

 昨日はオオタカの狩りを撮り、今日はカワセミのバトルを撮ることができた。これも昨日に勝るとも劣らない千載一遇のチャンスであった。