野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

千載一遇(オオタカの狩り)

2005年07月08日 | 鳥見記録
 今日は遅ガケからカワセミポイントへ、一度だけのシャッターチャンスを逃し成果なしでの帰路の農道、電柱にカラス大の鳥影を発見、近づいてみるとハイタカにも似ていますが大きさからオオタカの若のようです。近頃猛禽類はモズだけでしたので久しぶりです。それにしてもカラスが騒がないのが不思議です。

 しばらくすると獲物を見つけたか飛び立ち車の反対側に降りました。

 しばらく間を取って着地点が見えるところに異動すると、オオタカが農道の直ぐ傍に獲物を持って異動していました。あまりに近いのですが、驚かしてもいけないのでエンジンを切り助手席のシートにカメラを載せて撮りました。近すぎてクロップモードを解除してもオオタカの全身を撮るのが困難です。

 オオタカは羽をむしりながら盛んに食べています。クチバシに着いた獲物の羽からして足許の獲物は小さいようです。飛び去った跡を見ましたが羽一つ見つかりません、食事場所とは別に仕留めた処で羽をむしり取ったようです。獲物は推定ですがケリの幼鳥又は椋鳥でしょうか?

 それにしても、過去にオオタカがカラスを狩り持ち去ったシーンに遭遇したことはありましたが、こんな近くで獲物を食べるシーンは初めてで興奮します。肉塊を2.3個食べた後、足つきの肉塊をほおばりました。

 ちょっとグロテスクですかね?気持ちを悪くされた方はごめんなさい!でも、こんな機会は滅多にあるものではありません、まさに千載一遇のチャンスです。肉塊が大きいのか、呑み込むのに苦労しています。これが今日一番のナイスショットだと思います。口から足が出ているなんて、何処かの映画で見たエイリアンのようです。

 数分間で食べ終わりました。11時近くで暑くなり、車中で撮っている私も汗だくです。オオタカ若も暑いのか口を開けて一息入れています。正面顔はさすが猛禽類、迫力満点です。

 そうこうするうちに再び飛び立って、近くの電柱にとまりました。暑いのか羽をゆるめ口を開けています。私も汗をふきふき撮っています。
  
 再び獲物を探しますが見つからないようで飛び去りました。この時になってカラスが数羽追いかけました。
 今日は夏休みでしたが良い場面に遭遇しました。デジスコ(これも近すぎて全身を入れることはできませんでした)を含めて150枚ほど撮りました。もう少しひいて撮れれば足許まで撮れたのですが、贅沢は言いません、まさに私一人だけの千載一遇のチャンスでした。こんなことがあるから、ますます鳥撮りは辞められません。