第5回
マリア・ルイサ
今年の8月にクラシックギターオーディションがあるので課題曲のマリア・ルイサを和声分析してみたいと思います。
イ短調の曲ですが後半は平行調のハ長調になっています。
1小節 ラシドミラシと音階で上向しますが和声で考えるとラドミがⅠになり、シは非和声音で経過音といいます。
次の1弦の8フレットのドまで一気に(1フレーズ)弾きます。
2小節 Ⅰ
3小節 Ⅴ7
4小節 Ⅰ
5小節 Ⅰ
6小節 Ⅰ 1弦のシは経過音
7小節 借用和音でⅣのⅤとⅤ7
8小節 Ⅳ
9小節 Ⅳ
10小節 Ⅱの第1転回
11小節 Ⅳと3泊目はⅡの第1転回または経過音
12小節 Ⅰ Ⅰなのになぜ低音がミなのか。
これはⅠの第2転回でドミナント機能になります。
13小節 同じくⅠの第2転回で経過音のシがあります。
14小節 ⅤのⅤ7
15小節 同じくⅤのⅤ7と低音が2拍目のドになるところはⅤのⅤ9で根音省略
16小節 Ⅴで半終止
17小節~28小節は前述と同じ
29小節 Ⅰの第2転回 すなわちドミナント
30小節 Ⅴ7
31小節 Ⅴ7
32小節 Ⅰ 完全終止
33小節 後半 ハ長調に転調 Ⅰ
34小節 和音はないがⅡのⅤ シのフラットは刺繍音
35小節 Ⅱ ソ→ファは倚音
36小節 Ⅱ ミとドは経過音
37小節 Ⅴ7 ミは非和声音 倚音として掛留
38小節 Ⅴ7 掛留したミは倚音なのでレになる
39小節 Ⅰの第1転回
40小節 ソの属音のみで3回
41小節~43小節は前述と同じ
44小節 Ⅳと3泊目はⅡの第1転回
45小節 Ⅰの第1転回
46小節 Ⅰの第2転回とⅤの第3転回
47小節 ⅠとⅤ7
48小節 Ⅰ 完全終止
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