燃料コック。

SRX600。
慣らしも終わったから、テストコースで全力を出してみたら、3速以上の負荷の大きい状態で、フルパワーの6500rpmあたりで息をつく。最高速も伸びない。
燃料が足りない感じだ。
タンクキャップの通気は確認してあるから、あと怪しいのは燃料系統からキャブレターか。
まずは燃料系統を見てみる。


タンクコックからホースまではとくに流れが悪いこともなかったので、フレームの燃料コックをバラしてみた。
中は燃料の色素やらでやや汚れていたので、可能な範囲は綿棒なども突っ込んで、パークリや高圧エアも通して、徹底的にクリーニングした。
これは負圧コックのダイヤフラムを、コック側から見たところ。
真ん中の丸いのが、負圧で燃料をオンオフするバルブ。
見えている面の裏側に負圧がかかると、バルブが引っ込んで、燃料が通る。


ダイヤフラムをめくると、2つ大きい穴と、よく見るとピンホールが1つある。
この写真はクリーニング後だけど、ピンホールがガソリンの色素やなんかでかなり汚れていて、最初はそこに穴があるのがわからないほどだった。


大きい右の穴は、負圧取り出し口につながる。
真ん中の大きい穴は、ダイヤフラムが逆止弁になって、向こうから手前にしか流れない通路になっている。


裏側にもダイヤフラムがある。
中心の丸いとこが、バルブのスプリングで押されてバルブを閉じている。


裏から見た穴はこうなっている。
真ん中の大きい穴と、ピンホールが通じていた。
構造から作動を想像してみるに、これらのうちのピンホールというかオリフィスが汚れていたのが、燃料流量を低下させていた可能性がありそうだ。
しつこくすべての穴を通してから、組み直した。


燃料コックの内部パーツで取り寄せできるのは、この蓮根形のゴムと、ノブのOリングだけ。
別に悪いようには見えなかったけど、交換しておいた。
これで改善すればいいんだけどなあ。
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