どうすっかな。
愛用の両刃七寸。
柄に巻いていた紐は、酷使で擦り切れてしまったので外したさ。
こないだの折れ角は、コイツに似合うだろうか。
角はちょっと太すぎるように見えるけど、元の柄が細すぎくらいだから、握った感じは角のほうがいいんだよなあ。
こっち側を使うってのもアリかもしれない。
でも、せっかくだからやっぱりクラウンかなあ。
ケンカ角切ってみるか。
と思って金鋸で切ってみたら、これが意外に捗らない。
結局、折込鋸で切った。
鹿の角は骨みたいなもんだから、まあ硬かった。
切ってるときは、発熱のせいか、スルメを炙ったような臭いがしていた。
ケンカ角の断面。
外側の白い層はものすごく硬い。
中の軽石みたいな芯の部分も、見た目に反して結構硬かった。
切ったケンカ角は、あのファンタジーに登場した、大蛇の牙みたい。
先端は竹槍状に斜めに折れているから、ホントに刺さる。鋭利そのもの。
問題はこっちだ。
角は約30センチ。
鉈の柄は、意外に長くて、18センチ。
ある程度長いほうが、振ったとき速度が付くからかな。
このままの長さだと、角の半分以上必要ってことになる。
切り口は、とりあえずざっとグラインダで削って、滑らかにしといた。
使い方決めてから、ちゃんと削る。
角がまっすぐ見えて、右手で握ったとき、クラウンが邪魔臭くないのはこの方向。
横から見ると、鉈の柄としては逆反りもいいとこだ。
しかも、このラインが尖っていて、握りづらいのだ。
裏返して、右手ではクラウンが邪魔臭くなる方向。
自然なカーブで握りやすい。
掌への収まりもいい。
鉈の柄と比較。
普通に握るのはこの辺かな。
てことは、このくらいでもいいのか。
16センチくらい。短いかな。大型ナイフとして考えれば短くないか。
せっかくの素材だから上手く使いたい。んー悩むなあ。