ヘビーリスナー生き地獄。

突然、サンバーのラジオがダウンした。
車内では常にHBCラジオをつけっぱなしなのだが、昨日の出勤時に、やけに静かだと思ったら、ラジオが黙ってしまっていた。
ちなみに当地では、HBCは室蘭局864kHzだ。
ディスプレイは時計になっていて、正常なら、ラジオをオンにすると、何秒間か周波数表示になるのだが、スイッチを押しても周波数表示になったりならなかったり。
一度キーをオフにしてからオンにすると、周波数表示になるのだが、音は出ない、という状態。
15分くらい走って、デフロスタからヒーターに切り替えて少ししたら、突然音が出た。
冷えてるとダメなのか?
帰りも同じような状態。ラジオ好きとしては、フラストレーションが溜まる。
今日は天気もアレだが、みてみることにした。


幸いというか、以前乗ってたキャラバンから外した日産純正のラジオがあった。
サンバーのAMラジオに対し、こっちはFM付き。
いざとなったらこっちに付け替えちまえ。
と思って、ピンアサインとか調べてたら、昨日はブログどころじゃなかったのだ。


メーカーは、たまたまどっちもクラリオンだった。
これはキャラバンのやつ。


サンバーのラジオをちゃっちゃと外して、ケースを開けてみた。
1DINの大きなケースにAMラジオだから当然だろうが、中はスカスカ。


調べてみたら、ペンで指している3つ並んだハンダが割れていた。


虫眼鏡越しにムリヤリ撮ってみた。
ハンダの根元にクラックがある。


割れたハンダは、全てこのトランジスタの脚だった。
ほかのハンダも全てチェックしたが、異常はなかった。
コンデンサがパンクしてるとか、どこか焦げてるとかいうのもなし。
これで直れば簡単なもんだ。


ついでに、ディスプレイのレンズがくすんでいたので、磨いてみたが改善せず、ありあわせの透明プラ板で作って取り付けた。


虫眼鏡で見てみたら、くすんで見える部分は細かいヒビが一面に入ってしまっていた。
クレージングという、プラスチックの劣化現象だ。
こうなってしまったら、交換するしか打つ手がない。


取り付けて作動テスト。
ディスプレイを見る限り、正常に作動しているはずなのだが、音が出ない。
さらに調べたら、ラジオのコネクタでスピーカーの導通がない。


スピーカーのコイルが断線していた。
コーン紙も少し破れてるが、このくらいならなんとか音は出るはずの程度だ。
普通の円形スピーカーなら手持ちがあるのだが、ご覧のとおり楕円形のスピーカーなので、そのへんでちょっと調達、とはいかない。
参ったなあ。


ジャンク箱を漁ったら、三洋電機の古いスピーカーの片割れがあった。
もう片方は、分解されて中身をジープのスピーカーに供出されたのだ。
サンバーのラジオはモノラルなんだから、片方あれば十分。


スピーカーコードの末端をギボシから平端子に替えて、車体のスピーカーカプラに仮接続してテストしたら、無事に音が出た。
しかも、日中なのに函館局も札幌局もキレイに受かる。
ハンダ直した効果かな。
スピーカーは助手席の足元に押し込んで、配線を適当に結束して、これでとりあえずよしとしよう。
純正スピーカーは、そのうち買えばよかろう。
しかし、こっちのほうがいい音だから、純正買うのもビミョーだな。
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山勢。


昨日は地面丸見えまで雪が消えてたのに、今朝起きたらこの状態。
やーよく降ったもんだ(当地比)。


サンバーもジープも、超ハイルーフになってるし。


湿った雪なので、木の枝やアンテナにも着雪している。
低気圧が当地の南を通過すると、東よりの風になって、湿った雪がどさっと降る。
当地では「ヤマセ」と呼んでいるようだ。タイトルの漢字であってるのかはわからんが。


ジープのフードで見ると、25センチは超えているようだ。


大門圭介風、角刈りサンバー。
んー男前


荷台シートには竹竿の骨が入っているのだが、ご覧の反り具合。
骨なかったらシート落ちてただろうな。


B.A.バラカス、通称コング。
色白だけど。


B☆B。キアイの白モヒ。
こんなことして遊んでる間に、中高生よってたかって雪かきしてくれたので、あっという間に雪かき終了。
助かるねえ。
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日ぃ短っ。


例によって倒木処理。
昨日までは雪も少なくて、まあまあ作業しやすかった。


ビフォーを撮り忘れたが、作業道路を塞いでいた倒木を除去した跡が残っている。


北海道では、冬至前後のこの時期、午後3時過ぎたら、もう夕方だ。
3時半過ぎから、薄暗い山の中では手元が怪しくなってくる。
この現場はたまたま日の沈むほうに道が向いているから、こんな写真が撮れたわけだ。
3時半過ぎ、夕日が差し込んでいる。カメラがアレなのでイマイチ伝わんないかもだが、実際はもっと夕日感満点だった。
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縦挽き。

こんどは、9月に伐った大木(当地比)のヤチダモを、山から運び出すことになった。
ヤチダモで直径40センチクラスともなると、伐りたての生の状態では重過ぎて、重機がないとどうにもならない。
もちろん、うんと短く切ればまあなんとかひとりで運べる。しかし、せっかくの大木だ。こないだのハルニレ同様、大きさを生かして役立てたい。
ということで、今回も太い丸太を現場で縦に挽いて、板にしてから搬出したのだ。


運んできたヤチダモ。
左の大きい板で180センチ近くある。
丸太のままなら100キロクラスだろう。ただ持ち上げるだけでも厳しいだろうし、ましてやそれをかついで山から運び出すほどの怪力はない。
持ち上げる時点で腰ヤってまう自信があるな。
上の二股のとこは刃長より幅があるから、挽くのもゆるくなかった。


手前の短いやつで90センチくらい、その後ろのが120センチくらいかな。
120センチくらいまでなら、軽トラの荷台に横に積める。
厚みは3-5センチってとこか。
ワイルドなベンチやテーブルに加工する予定。


チェンソーの刃を比較してみよう。
上が普通の横挽きの刃(半分近くまで研ぎ減っている)、下が縦挽き用の刃だ。
チェン自体は同じ91VXだが、刃付けの角度が違う。


チェンソーの刃は、進行方向から見るとこうなっている。
上の面にも、側面にも刃がついている。
曲がった鉋をイメージしてもらえばいいかもしれない。
刃は側面がチェンやバーよりも出ているので、これが鋸でいうアサリになっている。


このように丸ヤスリをあてて研ぐ。
丸ヤスリなので、上の刃は、ヤスリを当てる位置(高さ)で角度が決まる。
柔らかい木が相手なら、ヤスリをもっと下げて研げば刃は鋭くなるし、ヤスリを上げれば刃は鈍くなるが、硬い木には使いやすくなる。
刃を鋭くしすぎると、食い込みが強すぎてストールするし、キックバックも強くなる。ヤスリの横腹より少し上あたりで研ぐのがいいようだ。
横の刃は、チェンラインに対するヤスリの角度が刃の角度になる。
この写真は横挽きで、ヤスリの角度はチェンラインに対して60度前後だが、縦挽きでは80度から直角近くあたりまで開いてやるのだ。
したがって横刃が鈍くなり、切り口がきれいになるのだ。
そのぶん、木目に沿って流されるので、長くまっすぐ平らに挽くのは難しくなる。
太さ40センチ、長さ180センチの丸太を縦に挽くと、満タンにしていても2回挽けるかどうか、ってとこだ。
なにしろ、横挽きとは比べ物にならないくらいの時間、全開で回しっぱなしになるからな。
作業者は排ガスで喉がガラガラになる。
40センチの木なら、この厚みで挽いても、いい幅の板が4枚とれて、両端の丸い部分もベンチくらいには使えるから、6枚の材がとれるのだ。
そのためには、5回挽かなきゃならない。一回挽くたびに研ぐ感じだから、1時間じゃとても終わらない。
ま、ラクじゃねえな。
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