かふかの里通信

故郷香川県、自宅滋賀県、2018年7月より定年退職して
千葉から戻る。10月より新分野で悪戦苦闘しています。

狩りの名人(狩人蜂)

2009年09月19日 09時20分32秒 | 庭の訪問者(虫など)



 先日、日除けに使っている「よしず」が傷んだので修理をしていたら
目の前を邪魔(威嚇)するのがいたので、払いのけようとしたが、それ
が「狩人蜂」であることに気が付き、作業そっちのけで観察しました。



 これらの蜂は、狩人という名前の如くバッタや芋虫、クモなどの昆虫を
捕まえ巣穴に持ち帰り、幼虫の餌にします。(種類によって異なる)

 「クロアナバチ」は、「ジガバチ」同様に、地面に穴を掘り、バッタ
類を捕獲する種類でしたが、こいつはクモを捕獲する種類のようです。

 上の写真のように、自分の子供を育てる「ゆりかご:葦の茎(筒)」
をどの様な基準があるのか知らないが、真剣に探しておりました。

 いざ決まれば、どこかに飛んでいき、しばらくすると餌となるクモを
捕獲し持ち帰ります。

 そして、この葦の筒の中に詰め込んで行く訳ですが、蜂の種類によって
詰め込むエサや数は異なります。

 

 この時捕獲したクモは死んでいるのではなく、蜂に麻酔をかけられ眠っ
ているだけ(バッタも同様)産み付けられた卵がかえり、幼虫が育つまで
の間、餌が腐らないようになっているわけです。

 

 この蜂を観察していた1時間くらいの間に、他の種類の狩人蜂が小さい
緑色したクモを抱えて、ちがう葦の中にもぐり込んでいくのを発見しまし
たが、もしかして、この「よしず」にどれくらいのクモが詰められている
のだろうと考えてしまいました。

 そのうち、雨がパラパラと降り出して、あわてて片付けましたが、おか
げで「よしず」の修理が終わらずじまいとなりました。

つづく



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