匂いを言葉で表現するのは難しいが、朝日が差し込むまでの冷えた空気と
少し湿り気をおびた土の匂いとでも言うのか、そんな秋の匂いである。
悲しいかな私は、小学校の頃運動会が死ぬほど嫌いであり、この匂いは、
良い思い出がなかったが、妻と子供達は、その反対で大好きであるらしい。
それで、人形作家「石井美千子」さんの作品を思い出した。
少し前に投稿した「湯の山温泉」の帰り、道沿いにあるパラミタミュージアム
を訪れた時、たまたま展示してあった。
昭和の雰囲気が作品から伝わると同時に、自分自身の過去に記憶が
遡ってしまいました。
と言うわけで、前回書き漏らした「こんなやつ」を追加します。
◇こんなやつ(小学生編)
①「まっすぐ帰れ」と言われて一直線に歩き出し、壁にぶつかっても まだ
足踏みを続ける小学生
②ミカンの皮をむきそれを丸のみする、大蛇(うわばみ)のような小学生
③給食のリンゴをいかに芯とか、種を残さずに食べれるかを競う小学生
④給食のリンゴの皮を残して、スプーンで中身をほじくる小学生
⑤給食のコーンスープのコーンを歯にかぶせて「金歯」などと言う小学生
⑥給食のパンにチョコレートでお下劣な字を書いてから食べる小学生
⑦ラーメンの麺が長いとき、立ってまでその長さを知りたがる小学生
⑧壁に向かってどれだけ自分のおしっこが上に上がったか競う小学生
⑨今だから言うが、むかし立ちションをするとき、背伸びをしたり、おチン
○ンを上に振ったりして大人の犯行に見せかける工夫をしていた
⑩自転車で走ってて、両足をあげてわざわざ水たまりに突っ込む小学生
①昼休みに砂場で山を作って、5時間目のチャイムが鳴ると空手チョップ
で山を壊す小学生
②電動鉛筆削りで、限りなく削っていく小学生
③消しゴムをカッターナイフで限りなく削っていく小学生
④消しゴムに鉛筆の芯で限りなく穴を開けていく小学生
⑤通学路の真ん中ですれ違うすべての通行人に「蛙が死んでるから
踏むな」 などと言う小学生
⑥給食のとき、牛乳のストローを鼻の穴に突っ込んで牛乳を上下させて
「体温計」などと言う小学生
⑦ささいな口喧嘩で「1億万円」を賭ける小学生
⑧授業中に下敷きを頭の上で曲げて遊んでいて、突然下敷きが割れて
びっく りする小学生
⑨「今から白い色の上しか通ったらあかん」と言ってコンクリートや横断歩
道の白いところだけ通って行こうとするが、どうしても白いところがなくな
ってノートを破ってその上を踏んでいく小学生
⑩今からシリーズ第2段:「今から反対のことしか言うたらあかん」と言って
「おまえ足長いな~」とか「おまえ天才や~」などと、つまらん事を言い合
う小学生
①うがいをするときガラガラの音階を、いろいろ変化させる小学生
②電車の窓に顔をへばりつけて外を眺めていて、突然対向車がすれ違
ってのけぞる小学生
③溝に落ちているガラクタをひらおうとして、ランドセルから教科書などを
溝に落とし込む小学生
④給食に出たスイカやメロンをどこまで薄く食べたか競う小学生
⑤すぐに”証拠”にこだわる小学生
⑥なにかと心臓発作で苦しみたがる小学生
⑦湯気や煙があるとすぐに中に入って「忍法・・・」などと言う小学生
⑧「0.333333・・・・」と言い続ける小学生
⑨「コチン、コチン、コチンコチンコチンコチンコ」などと言って喜ぶ小学生
⑩靴を左右反対に履いて「何か変やなぁ」としか思わない小学生
⑪給食の欠席者のプリンなんかをめぐってジャンケンに燃える小学生
⑫家では見向きもしない給食で出たバナナを奪い合う小学生
⑬”さとう つよし”と言う友達に”しお よわし”と言うあだ名をつける小学生
⑭温泉のシャワーを浴びるとき手を前で合わせて「なんみょーほーれん
げーきょー」などと言う小学生
⑮遠足なんかで、いきりまくって出ていって、しなびて帰ってくる小学生
⑯ランドセルを前に掛けて腰を落として「ストライーク」などと言う小学生
⑰バスケットのドリブルが自分の顔より高くあがって手に負えなくなる小学生
⑱体育の時間「脱帽!」と言われて、かぶってないのに帽子を脱ぐまねを
する小学生
⑲歌の練習なんかで「う~ん、今のは78点かな」などと訳のわからん採点
をする音楽の教師と、それにうなずく小学生
⑳給食に嫌いなものが出て、5時間目になっても涙ぐみながら食べている
やつと、それを励ましている小学生
時代が違うから今の小学生がこんな事やっているのかどうか知らないが
考えるだけで懐かしいやら、あほらしいやら、でも給食の好き嫌いは今でも
思い出す。
しかし、40歳を超えると嗜好が変化し、50歳を超えると半強制的に嫌いな
ものというか、体にいいものを積極的に取るようになってしまった。
※ 前回のこんなやつ → 【焼肉なやつら】
こだわるやつ → 【へんなこだわり】
つづく