庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

小さな着物

2008年01月29日 | 手作り
今日はそれほど寒くありませんでした。ワンコの水もうっすら凍っていただけだったので氷点下ぎりぎりかなと思います。一日曇りでしたが寒くはなく先ほども外のワンコにご飯をあげに行ってもぜんぜん寒くなかったです。早くこんな日が続いて欲しいですね。


この前アップした実家の祖母の箪笥と一緒に祖母の着物を一枚もらったのがあったはず、と探してみたのですが家を建て替えるときにどこに片付けたのかさっぱりでてきません。かわりにこんな着物が出てきました。



四つ身という小さな子供が着るサイズの着物と羽織のセットです。幼稚園から小学校低学年くらいの年齢層なんでしょうか。
実はこの着物は数十年前に母が私のために縫ってくれた着物です。本当は幼児を卒業して少しお姉さんになったということで着物に紐を縫い付けないで帯を使って本格的に着るものらしいのですが私にはそれは無理だったようです。クリーム色の紐が縫い付けてあります。
たぶん学芸会で着たのでしょうね、紐に白い糸で目立たないように学年や組、名前が縫い取ってありました。ぜんぜん知らなくてついこの間気が付いて何だか母の愛情を感じてジーンときてしまいました。



うちはお金持ちじゃなかったのですが母が忙しく働きながらどんな思いでこの布地を求め、一針一針縫ってくれたのでしょう。
羽織はしつけがとかれていないのできっと一度も着ていないのだと思います。
学芸会の内容は覚えていませんが、この着物を着ていとこと一緒に地域の秋祭りに行ったのは何となく覚えています。

実家にしまってあったのですが私の娘が幼稚園のお遊戯会で踊りをする事になり練習用の着物に使ってそのまましまいこんでいました。
今の子供たちは生まれたときからビデオで映像が残っていて生長の過程が記録できるけど、私と母には少しの写真とこんな小物が大事な思い出になっています。
コメント (2)
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