庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

ウスタビガの繭

2008年01月13日 | 花と虫
今日はこの冬で一番寒い日だったのではないでしょうか。日中の最高気温が-2度か3度。時折太陽が顔を覗かせましたが雪が舞い冷たい風が強くて何をする気にもなれません。


この前ワンコの散歩で見つけたウスタビガの繭を取って来て写してみました。



面白い形ですね・・・幼虫が蛹になるときこの繭を作るのでしょうが一体どんな風にして作るんでしょう。



木の枝にぶら下がっているのですが手前のすぼまったところが下になっています。不思議な事に先の所に小さな穴が開いています、見えにくいかも。



これは中は蛹の抜け殻が入っているだけです。



なんてきれいな色なんでしょう。虫の体内で作られるものは不思議なものばかりですね。

先日この繭を見つけたときから気になっていたのですが、子供の頃はウスタビガなんて言う名前は知りませんでした。それでもこの繭はよく見つけていたので別の名前で呼んでいたはずでしたがさっぱり思い出せませんでした。きのう母にその話をしたらすぐに思い出してくれました。そうそう、「やまびこ」と呼んでいたのです。どうしてそんな名前が付いたのかわかりませんがこちらの辺りではそう呼んでいました。
昔の農家の人は田んぼの中で草取りをするときにまだゴム手袋などがないのでこの繭を指にはめて指先を守ったのだとか・・・。男の人は指が太いので栗の木に付く巨大な毛虫(クスサン)の繭を使ったそうです。その繭も見たことがありますがネット状になっているのにとても丈夫なのだそうです。昔の人の暮らしの知恵ってすごいですね。それにしても指全部に使う分の繭を探すのは大変そう・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする