庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

弟子入り作品第一号

2008年01月12日 | 手作り
朝から薄暗く小雪が降り始めました。どんなに積もるだろうと心配していましたがうっすら白くなった程度。日中の最高気温は0度、今の時刻はもうマイナスです。

今日は実家に行って母に弟子入りしてきました。先日、後悔しないようにと言って下さった方があったので竹製のかご作りを少し習おうと思ったのです。
母は冬場の趣味で長い事かごを作っているのでとても上手、私はといえば子供の頃に編み方の基本を少し覚えただけ。果たして作る事が出来るでしょうか。

薪ストーブのそばで母と思い出話をしながら数時間過ごしてきました。

忘れないように手順の一部をここに記しておきます。



まず材料となるのは篠竹、母によればどこに生えているものでもいいというわけではなく風当たりが強いところのはしなやかさに欠けるし、日陰はこしがない、気に合う竹でないといいかごは作れないそうです。だから自分で採りに行かなければならないのだとか。初めて聞いてなるほどと思いました。



節の所の皮をきれいにとってたてに四つ割りします。これが一番難しい作業。



割った竹の皮を剥いでいきます。木質部分を口にくわえてひげを作っていきます。これも竹を持つ指とひげを剥ぐ指の腹で微調整しながら均等な巾と厚さに剥いでいくのですごく難しいです。



途中で切れてしまったりしながらなんとか私が作ったひげを母が点検している所。竹が細いほど細いひげが作れるので目の細かいかごが作れます。用途に合わせて竹の太さを変えていきます。



ひげを6本組み合わせて一目作ります。ここからひげを足して編みながら目を増やして底の部分を作ります。



私が失敗をしながら竹割りとひげ作りをして底の部分を編みました。すっかり忘れていると思ったのに指がひとりでに動いて不恰好ながら何とかできました。ひげの太さがまちまちなので目の形がきれいな六角形になっていませんね。母が目の数を確認しているところです。



立ち上がりの部分から先は母にやってもらいました。さすがベテラン、手早いです。



必要な高さになったら残ったひげを縁にまとめます。このときかごの形も整えます。



縁に竹の芯を加えて厚めのひげで縁を巻いていきます。このときしっかり締めていかないと縁がゆるくてしっかりしないかごになってしまいます。



「はい、出来上がり。」竹とナイフと母の手だけ・・・それと長い経験。



左は私の記念すべき第一号作品(半分は母にやってもらいました)。右は母の手作り。さすがに細かい目がきれいに揃っています。
きょうだけで形になると思っていなかったので小さくてもかごが出来たのと、忘れたと思っていた目を作れたのがうれしかったです。
あまり間隔を空けずにまた師匠の所に行かなければ・・・。不恰好でも一人で作れるようになりたいものです。


コメント (8)
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