秋止符
【作詞】谷村 新司
【作曲】堀内 孝雄
左ききのあなたの手紙
右手でなぞって真似てみる
いくら書いても埋めつくせない
白紙の行が そこにある
友情なんて呼べるほど
きれいごとで済むような
男と女じゃないことなど
うすうす感じていたけれど
あの夏の日かなかったら
楽しい日々か続いたのに
今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうなそんな気かして
夢を両手に都会(まち)に出て
何もつかめず帰るけど
やさしさの扉を開ける鍵は
眼れない夜がそっと教えた
心も体も開きあい
そこから始まるものがある
それを愛とは言わないけれど
それを愛とは言えないけれど
あの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうな そんな気かして
春の嵐か来る前に
暖かい風か吹く前に
重いコートは脱きすてなければ
歩けないような そんな気かして
1979(昭和54)年にヒットした終止符
当時私は東京・杉並で仕事をしていた
まだ若かった
ポケベルもなく携帯電話もなかった
だからまだ手紙で
告白や別離を告げる時代だった。
いまだったら
手紙ではなく
ラインで
別離を告げるのかもしれない。
この終止符は
女性にとり
とても辛すぎる詩
夏は愛に燃え
秋は別離の季節
そんな感じの歌が多く感じてしまう
五輪真弓の「恋人よ」は
枯葉散る季節から冬に向かう
春にはまだまだ遠い
恋の季節は終わった
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