老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

聴く

2022-01-26 08:04:21 | 老いの光影 第7章 「老人のねがい」
1784 聴く

毎月1回以上
要介護老人のお宅を訪問する
本人の状態が悪化したり不安定な時は
月に3、4回訪問することもある

看取りの時は頻繁に訪問
初めて居宅サービス計画表(ケアプラン)を作成するときは
最低4回は訪れる

1回訪れても4回訪れても介護報酬(介護給付費)は変わらない


さて、在宅訪問のとき
介護者の愚痴を1時間位、時間をとり
聴くことにしている

また、認知症とうつ病の婆様は
繰り返し繰り返し話す同じ話を聴く

どちらも気持ちが軽くなった、と話す

認知症が進んでいることはわかりながらも
思うように動いてくれず、いつもどうしてこうなんだろう、と苛々し
ストレスが溜まってくる

認知症老人だけでなく
人間は不可解な生き物である

幼児も老人も職場の人も
自分が思っているようには行動してくれない

まず、相手を認めることが大切だと
頭ではわかりながらも
つい、どうしてこんなことが出来ないのか、と思ってしまう

人間は悩める生き物である

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大切なものは・・・・ | トップ | 52で逝った母の最期の言葉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

老いの光影 第7章 「老人のねがい」」カテゴリの最新記事