たかが親子されど親子、そして兄弟そして夫婦そして自分

いづみかほるの様々な想い(世のファミリーをテーマにエッセイ風に綴っています)

家族の死の意味

2010-07-24 09:18:01 | エッセイ風

命の終わる時は教えてもらえないのです。
父は、自分が8才の時に突然逝ってしまいました。
自分も母も兄も誰もそんなこと想像もしないことでした。
信じられなくて悲しくて悔しくて寂しくての毎日でした。
母の悲しそうなふんいきが余計辛く感じたものでした。
その後兄も、前触れもなく逝ってしまいました。

命の最後がいつなのかは誰にもわからないけど、人はかならず死ぬ時があるのです。
死することになるには、そこにきっと意味があるのだと思うんです。
そのタイミングで逝ってしまう意味を、残された家族にもたらすのではないかとそんな風に思うんです。

父の死はけして喜ばしい事ではありませんでしたが、おかげで自分はたくましく生きることにつながりました。
今の自分が元気に頑張っていられるのも父の死、そしてその後の兄の死の影響かもしれないのです。


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親から子へそして孫へ

2010-07-20 07:32:25 | エッセイ風

この世のご縁とか運命とかって、親から子そして孫へと続いていくように思うんですよね。
親子はもちろん別人ですが、分身的要素が入っていることも認めざるをえないのですよね。

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誠実な生き方 家族を思うがゆえの苦悩

2010-07-17 08:39:51 | エッセイ風

【山本有三作戯曲「生命の冠」】

久しぶりに山本有三作 戯曲「生命の冠」を丁寧に読んでみました。

この戯曲は、私や夫の役者時代の恩師が生前愛し続けていた戯曲で、今から約37年程前に夫は二度、私は一度恩師の亡き夏川大二郎(佐々木大吾)演出で出演させて頂いたことがあり、今も心のずっとずっと深くに大切にしまってある戯曲なのです。(私は白痴の娘「お鶴」役 夫は欽次郎役)

イメージ 1

兄弟で営む蟹缶詰の製作工場が舞台、例年に無い寒気と流氷と不漁が続き工場は経営の危機に瀕するのだが、その打開策をめぐり奮闘する兄弟、兄と弟の考え方の違いからくるふたりの葛藤、真実な生き方とは?誠実な生き方とは?家族とは?が描かれています。

誠実を選択すると家は破産、それを免れようとすると良心への呵責に悩むのです。

〝汝死に至るまで忠実なれ、さらば我汝に生命の冠をあたえん〟

 

大詰めのセリフに
「……結果の如何に関わらず、人はしなければならないことをしなければいけないということです、そうではありませんか?」
があります。

家族全員がこの思いを共有することで、巻き起こる様々なことを落ち着いた気持ちで受け止めることができるのかもしれませんね。

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赤ちゃんのきもち

2010-07-16 09:43:03 | エッセイ風

赤ちゃんはいつもおかあさんをさがしています。
そしておかあさんが自分を見ているかどうかをいつも感じ取っています。
おかあさんが自分を見てくれるだけで安心するのです。

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親と子って

2010-07-14 08:49:43 | エッセイ風

親が嬉しい顔してると、子も嬉しい気持ちになるんですよね
親が悲しい顔してると、子も悲しい気持ちになるんですよね
親と子の心は連動しているんです。


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スーパーでみかけた親子

2010-07-10 08:09:38 | エッセイ風

ある日、スーパーで見かけた親子の光景

父と母と大学生位の娘って感じです。
「カレーにしたらどうだい?
っと父が言います。
母と娘からの返事はありません
再び父
「カレーにすれば余って次の日も食べられるし
やはり母と娘からの返事はありません
それでも父はそんなこと気にもせず、豆腐を手に取り成分を吟味し始めます。
カゴの中は食料で盛りだくさん。
母と娘はカゴの中をのぞいては小声でつぶやいています。
ふたりは心が通じ合っているようにみえます。
でも、父と娘とはそうでもなさそうです。
そんな父は、自分が十分選び抜いた成分がより良いと判断した豆腐を娘に渡します。
娘は一瞬ニコッとしてその豆腐を受け取ってカゴに入れます。
満足そうな父です
どうやら、一人暮らしの娘の為に父と母が上京し、3人で買い物に来たらしいのです。
娘を思う父と母の気持ち、胸が熱くなりますね


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