人懐っこい笑顔が印象的な小学生Bちゃん。
縁あって、他のお教室から替わり、こちらに通ってくれるようになった。
何気ない会話にも冗談にもけらけら笑って応えてくれたり、
小学校高学年に近づいてきているので、ちょっぴり大人の顔も覗かせる。
そんな彼女が、ピアノの前に向かい演奏を始めると
その柔らかな笑顔が無くなり、平坦な演奏となってしまう。
最初は、姿勢かな? 指のせいかな?・・・・と
私も試行錯誤しながらアドバイスしていっていた。
やる気がないわけでもない、むしろ、譜読みは早く
宿題として出してあるものは、確実にやってきてくれる。
解らないことは、すぐに聞いてくるし、自分から鉛筆を持って
書き留めていくこともできる。
でも・・・。
ふと、昨日
「Bちゃんが心の中で思っていることが、指に伝わっていないのでは?」と
思い、そのことを彼女に伝えてみた。
そう! これだったのだ。
色々と考えて感じていく力を持っていながら、
指の方が不用意に音を出してしまっていたため、どうしても
平坦な演奏になりがちだったのです。
自分の表情は見ることができないし、心で感じるものがあっても、
思っているだけで終わってしまっては、音に表れてこない。
自分の想いを、体全体に、そして指先にまで伝えていくこと。
Bちゃんの音と想いが、ピタッと一致していってくれるといいな。
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