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横須賀市久里浜 ピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」のブログ

神奈川県横須賀市久里浜のピアノ教室。
ピアノを通して 子どもたちの心の成長や
アトリエでの様子をお届けしています。

継続

2022年12月30日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
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アトリエの年内のレッスンは、クリスマス会終了後
何日か通常レッスンを行い、それでも例年より早めに終わった。


今年1年を振り返ってみると、
初めて4月頭という時季に、3年ぶりに発表会を開催した。
2022年スタートと同時に(選曲は前年末から始まっている)、鈍っていた感覚を
呼び戻すように自分のお尻を叩きながらの毎日。

元々、3月は毎年年度末グループレッスンがあり、前年4月から1年間の
トレーニング記録と成果を保護者の方々に見ていただける様にグラフ化したり、
小さな目標でも達成できたものは、一つのカテゴリーごとに表彰。
一人一人の記録を打ち込みつつのこの作業は、実はかなり目がしょぼしょぼする

そして、2月~3月の時期は毎年頭を悩ます事務処理もあって、
この3件の準備に私の脳みそは、キャパオーバーと睡眠不足で
正直体力が持つか心配だった。

ここを乗り切れたのは、大切な可愛い生徒たちの顔を思い浮かべられたから。
頑張って練習している生徒たちを想うと、へたりそうな気持を奮い立たせてくれた。

その後、発表会をもってアトリエを卒業した高校生達もいたけれど
今年小学校卒業した生徒たち3人は、みな中学入学後も継続してくれている。
中学、さらに高校へと進学すると それぞれ3年という短いスパンの中で
部活、勉強そして受験へと時間が割かれ、
ピアノの練習をするという気力、体力、時間を
捻出するのも容易いことではない。

ここを上手にのりきっていっている生徒たちをみていると
5分でも練習する時間を作り出そうとする意思があること。
練習のことはもちろんのこと、日常の相談事なども話せる素直さがあること。
さらに、保護者の方々が、練習に関して必要以上に干渉せず、むしろ
曲の仕上がりを楽しみにしていたり、何かに挑戦しようとする
我が子に感心したり、応援したりと
つかず離れずの立ち位置でいらっしゃること。

こういった生徒さんを囲むご家族、そして私も含めての
相互の関係性がうまくまわらないとなかなか継続へとつながらないことを
実感する年でもあった。
昨今、なんでもメールで済ませてしまう傾向があるけれど、
やはり相談事は、電話やお顔を合わせて声を聞かないと
それは、唐突であまりに寂しすぎる。
価値観が多様になってきた現代だからこそ、
直ぐに結論を出したり、白黒をつけてしまうのではなく
柔軟な考え方とお互いに考えを伝え合うという姿勢

大切になってきていると私は強く思う。

また、今年は、室内楽体験会グループレッスンや先日のクリスマス会も再開でき
オンラインでガマンしていた2年間からようやく解放され始めた年でもあった。
1年があっという間に過ぎてはいったものの、充実の日々だったといえる。

そして嬉しいことに、アトリエを卒業した生徒さんから今度は「おとなのコース」で
復帰したいと連絡をもらった。
その前には、たまたま道すがらに久しぶりに会った卒業生からも、
部活を引退したら復帰したいですと連絡が。
他にも、高校の文化祭の招待連絡をしてくれた卒業生。
専門の道へと進むため何年も前に私の手を離れた元生徒さん、保護者の方からも
今も変わらず近況報告が。

本当に、ありがたい1年だった。

こりゃ、体力低下などとぼやいていられません。
体力つけなきゃデス。なかなか1日1万歩が達成できない私だけれど
「日々、誠実に」をモットーに新しい年もアトリエに在籍する
どの生徒さんも着実に育てていけたらと思っている。


今年1年、ブログをお読みいただきありがとうございました。
どうぞ、良いお年をお迎えください


 2022年 12月30日   たにもとゆきこ

家族で音楽を(クリスマス会)

2022年12月19日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
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寒波到来! 冷え込みが厳しくなってきましたね。
冬らしい気温の中、早めのクリスマスグループレッスンを
3年ぶりにリアル開催することができました。

アトリエでは、年3~4回ほどグループレッスンを開いています。
年末は恒例のクリスマス会でファミリー演奏を披露し合いました
このクリスマス会、小学生までの生徒さんは必ずご家族のどなたか1名以上と
一緒にステージに上がって演奏しましょうという会。
楽器経験が無くても、打楽器をポンと鳴らすだけでも全然OK

アトリエに通ってくださっている生徒ご家族の大多数が参加してくださいました。
そして今回、どのご家庭も趣向を凝らしたパフォーマンスで熱演が続きました。

少し紹介していくと

ママとペアルックで演奏


ピアノに飾ってあった置物が、なんと手作りマラカスだったり


お父さんのギター弾き語りを軸に、お母さんとの連弾と可愛い踊りつき


姉妹での共演(アトリエの卒業生も久しぶりにサポート演奏)


ピアニカ、打楽器を使って、ママとアンサンブル



そして、学校生活が超多忙になってくる中学、高校生はスタッフとしても活躍
本当に頼りになる生徒たち。 自ら手伝いを申し出てくれたり
自分の演奏の企画演出を申し出てくれたり、成長著しい。


どのファミリーも素敵で聞き惚れてしまうほど。
その中でも、印象に残ったご家族を投票で選び、ファミリー賞のトロフィをお渡しできました。

そしてここからアトリエ恒例のファミリー対抗曲あてゲーム
コロナ禍ということで、以前の方法を少し変更して静かに行ってみました。

私は、すこしあたふたしながらの進行となりましたが、
楽しんでもらえていたら嬉しい。

ピアノのレッスンに通っているのはご家族の中のお子さんではありますが
そのお子さんを囲んで家族が音楽に触れる楽しむという機会が
ファミリー演奏をとおして、浸透していってくれると本当に嬉しく思います。

さて、これで2022年のアトリエイベントはおしまい。
レッスンは、まだもうしばらく続きますし、年明けの伴奏オーディションに向けて
新たな目標をたてて練習を始めている小学生、中学の生徒さん達。
私も体調を崩さない様に頑張ります。
体調を崩さない様にがんばります。


頼もしき生徒たち

2022年11月23日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
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紅葉も、見ごろを迎え(所によっては、もう終わっているかもしれませんが)
お天気の良い日は、大勢の観光客でにぎわう様になってきましたね。
まだ、感染に気を付けなければいけないものの、
やはり空を見上げたり、木々や草花を愛で
人々の笑顔が溢れると 心も穏やかになります。

11月という月は、年末が近づいてきていることを感じる月でもあり、
学校関係では、文化祭・定期テスト・遠足などのイベント
各コンクールの 予選~本選、もしくはブロック大会から全国大会へ、など
熱気を感じる月でもあります。

アトリエの生徒ちゃん達も、年度初めに比べて特に中学生は、
学校の先生とのこと、友達とのこと、勉強のこと、部活のこと、
進路の事などを自ずと口にするようになります。
小学校までは、特になにも・・・と言っていた子たちが
具体的に、困っていること、できていないこと、できるようになったことを話します。

「楽しい」だけではない毎日の生活の中で、葛藤があり、喜びがあり、達成感があり、
悔しさがあり、時には、挫折しそうになったり。
そんな姿と成長を長い期間関わらせてもらえていると思うと、私は感謝しかないです。

そして、先日のブルコンファイナルでも。
演奏開始直後の美しい音の響きと流れに、私の方がその成長ぶりにじわっと感動。
終了直前に予想もしなかったアクシデントがあったものの最後まで弾ききり
よく冷静に対処できたと感心。

一緒に写真を撮ったあと

抑えていて悔しさが堪えきれず
涙が静かに頬をつたった。

帰宅後、お母さまからのメールには
 参加しなければ経験できなかったことや
 次回も挑戦したいという本人の意思があることが
書かれてあった。

もう前を向いている! 自分の足で立って行動を起こそうとしている。
これでまた、グッと大きな一歩を踏み出す予感。

アトリエの生徒さん達ひとりひとりとこうして関わらせてもらえることを
改めて感謝する11月です。



ハロウィン・ウィーク

2022年10月29日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
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楽しいハロウィン・ウィークでした。


可愛い魔女さん達も、一生懸命プリントに取り組み


ハロウィンなのですが、今、生徒ちゃん達が練習しているのは


 実は、クリスマス会に向けての曲  


さ、まもなく11月です。


なんともユニークな面々

2022年10月22日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
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秋真っ盛り。 今が一番過ごしやすい季節ですね。

最近、在籍する生徒さん達を指導しながら感じることは、
新しく入られた生徒さん、他教室から移ってきた生徒さんの中にも
諦めずに理解しようとする姿勢が定着する子が少しずつ増えてきたこと。


時短、詰込み、情報戦とスピードが求められる時代ですが
ついていきづらい、わかりづらい事も溢れていて、
そこで、戸惑っている子ども達も少なくありません。

そんな子ども達にこそ私は、
「諦めない、慌てない、焦らない」
と言い聞かせています。

最近は、スマホ、タブレットなどを使うことが当たり前の時代になり、
しかも、文章での説明よりも動画の方が理解しやすい傾向にあるためか
動画がそこここに溢れている

そして、興味がなければ、指でスワイプして読み飛ばしたり、早送りできるため
じっくり読む、理解するという脳の使い方を苦手とするお子さんも増えている。
そうすると、少し考えることを必要とすると苦しくなって涙がポロリ・・・・。

そこを涙を流すことがいけないのではなく
考えようとしている証 そして、チャンスと私は考えているので
一緒にわかるまで取り組む。
それには、時間がかかるときもあるし、
先週わかっていたけれど、今週来たらわからなくなったという場合もある。
そこを私は諦めずに、せかさずに、じっくりと考えさせていく。

これを もし保護者の方が、
小さな子どもには「酷」だとか、面倒くさいと感じられると
なかなか『ピアノ学習』に繋げていくには難しいかもしれない。

つい先日まで、ドレミ読みのルールがなかなか理解できず、
むしろ、苦手と感じたり、背を向けそうになっていた生徒さんが
毎週、取り組むプリントでようやく点と点が線で結ばれるように
「わかる!」を実感してきたようで、ドレミ読みのルールが理解でき、
徐々に自信をつけてきた。
そして、それはリズム練習にも。
休符を読み飛ばしてしまいそうになったところに、自ら即座に気づき、
休符に対して「すまん!」なんて謝ったりしてるし。(笑)

また、
「お家での練習でイライラしていました!」とレッスンノートに
お母さまからの報告があった生徒さんのテキストには

自分で書き記したあとがあり、
「これはどうしたの?」と尋ねると
「何回弾いても間違うから、イライラして印をつけた」という。
私が、「そうなのね!これは、目がにらみつけてる絵かと思った」というと
本人は、ゲラゲラ笑っていたけれど、よほど悔しかったんでしょうね。
でも、悔しくても練習していた結果弾けるようになったと。

なんともユニークな生徒たちなのです。

理解するのに時間がかかってもいい、
諦めずに取り組む、自ら気づいていくための力をつける
そんな子ども達が一人でも多く、
この教室で育っていってくれると嬉しい。