塀の上を行こう!

「ふつうの子」を探して
旅の途中。。。

誤答

2013年07月25日 | 分かったこと
キキが3年生になってすぐの頃に受けたという学力テストの結果が出てきました
到達目標となる点数が72点くらいで
キキの点数は83点くらい
特別優れた点数ではないですねぇ

ちなみに国語と算数の科目別だと
国語は73点くらい
算数は92点くらい
という感じで
キキは国語より算数が得意なのか
と思ってしまいがちです
ところが担任教諭に言わせれば
「たぶん国語も算数とあまり変わらない点数のはずですが…
とのこと

なんで?

学力テストは機械採点で
判読不能の場合誤答となるそうです

判読不能
というところにキキの抱えた難があるのです

結局あまりに字が汚いため
漢字の書き取りや読み方の点数は到達目標に満たない点数となる
らしいのです

テストの時くらい気合を入れて丁寧に書けばいいのに
と思うのはキキ以外の人だけですな

 


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科学に親しむ

2012年07月07日 | 分かったこと
今日は大雨でしたね

「こういう日なら人も少ないだろう
と思い,県の産業技術総合センターの一般公開に行ってきました

キキはこういうのが結構好きです

エアバッグの展開実験で
「ボタン押したい人?」
という呼び掛けに真っ先に手を上げるもジャンケンに敗退

木工細工の体験で
ハート形のキーホルダーなのに,驚く程中途半端な場所にチェーンを着け
「キミみたいな発想いいねぇ
と言われ

すずの鋳物体験で
用意された型ではなく
勝手に飾ってあったゴジラの足で型を取り

電子顕微鏡のコーナーでも
率先して適当な受け答えをしていました

でも
「いやぁ~,今日はすげぇ楽しかったよ
と言ってくれたキキ

ちなみに同行していたミ~は
5分で飽き
「つまんないよ
「かえろうよ
を連発していました

やはり兄妹の興味関心は相当ズレ始めています

ところで今日はスタンプラリーもあり
二人とも全部スタンプを押しました

そのまま帰宅

あとでチラシを見てみると
ラリー制覇者には記念品が渡されるとのこと

ゴメンねぇ,知らなくて

 


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思わぬ影響

2012年03月06日 | 分かったこと
今朝も雨でしたね

でも
昼前くらいからは晴れ

気温もグングン上がったようで
昨日まで積もっていた雪もだいぶ融けてなくなってしまいました

さて
我が家のキキくんは
乾燥の季節になると特にカイカイに悩まされてきました

あれれ
今年は膝裏などがとてもキレイ

何でかな

きっと降水量が多くて湿潤な感じが例年と違うのかもしれません

雪が多い冬でしたが
キキにとっては恵みの雪だったかも

 


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チョキチョキ

2011年03月08日 | 分かったこと
最後のリハビリで
「キキくんは,切り紙の練習をしてもいいかも
と言われました

線の通りにハサミで切ることは,6歳ともなればできる子が多いでしょうね
キキもできることはできます
でも,慎重に切っているのは最初だけで,そのうち切り方がぞんざいになってきて
「キキくん,線に沿って切ろうね
と言われても,もはや慎重な状態には戻らない感じです

理由はたぶん二つ
線の通り切るのは疲れる
というのと
線の通り切るのに何か意味でもあるのか
というのです

後者のアウトロー的思想は,キキにとって主要な意識のことが多いですね

キキがリハビリを続けていたのは
我慢を覚える
ということに帰結するので,切り紙を最後まで線の通り切り続けるというのも,家でできるリハビリのようです

で,早速切り紙のドリルを買ってみました
ただ,線の通り切るだけではなく
まずドリルから紙を切り離し
切り離した紙を点線に沿って折り畳み
それから線の通りハサミで切る
という作業が必要になる,結構面倒なドリルです

今日はイルカを途中まで作り
オットセイを仕上げたキキ
ドリルを全部切り終わる頃には,切り紙上手になっているかな

 


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リハビリ終わり

2011年03月07日 | 分かったこと
今月でリハビリは終了です
といっても,別にキキがリハビリを必要としない人になったわけではないですよhttp://blogimg.goo.ne.jp/images/clear.gif

来月から小学校へ行くキキに平日リハビリ通いというのは難しくなった
というのが理由です

リハビリを始めた頃は
「うぉ~~~
みたいな声を上げて思うようにできない時には暴れていました

作業療法士に羽交い締めにされたこともありました

ドアを開けて立ち去ったこともありました

でも,今年になってからはうまくいかない場合でも

という感じで膨れているだけで,暴れたり消去したりはしなくなりました

本当にリハビリの効果なのか
それとも成長に従って自制が上手になったのか
判りません

ただ,まぁ
「やらないよりはやった方がいい
という気持ちで始めたリハビリでしたが
キキにとってみれば一応の意味はあったのでしょうね

最初はキキは保育園に行かずに自分だけ預けられることに納得できず大号泣していたミ~

今は
「おにいちゃんはびょういんにいっているからまってなくちゃ
と保育園で大人しく待っているそうです

ミ~の自制の気持ちも育ったのかな

 


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教育相談

2010年09月01日 | 分かったこと
今日は五橋にある市の福祉プラザに行きました
目的はキキの教育相談
小学校就学前の児童を対象とした相談です

受付のところに
今日の部は『自閉・情緒障害のみ』
という趣旨のことが書いてありました

この期に及んで,いちいち気にするものではありませんが,他の子達は結構明らかに自閉の症状が見られたり,ダウン系と判る子だったりしました

実際に教育相談が始まると,キキは傍らの席に着いたままおとなしく遊んでいました
「キキ君は落ち着いて遊べるようですね」
と言われたので
「初めての所では様子見をしているので,もう少ししたら多分動き出すと思いますよ」
と言って間もなく,別なテーブルにいた男の子がこっちへやって来ました
一所に留まっていられないのは,キキ独りであるはずないので,当然予想していた事態
キキは
そうか,別に座っていなくてもいいんだ!
とでも思ったのでしょう
早速席を立ち,別なテーブルへと歩き始めました
「……」
相談員は苦笑していました

さて,相談の内容は結局
「入学予定の小学校とよく話し合ってください」
で,まとめられる内容
ふぅ~むぅ~………

そういえば,開口一番
「支援学級と普通学級のどちらを考えているのか」
という趣旨のことを訊かれましたが
「いかにして集団の中でちゃんと過ごせるかが大事だと思うので,普通学級を考えています」
と答えたのですが,相談員は,そのうちキキの様子などを見ているうちに
「支援学級は知能指数が70以下など,学習に特別な支援が必要な子が対象となるので,キキ君は,やはり普通学級ですね」
という発言を

だからホント困った領域にいる人なんですって,キキは…

それで相談に行ったっていうのに。。。

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成長の跡

2010年07月12日 | 分かったこと
今日はキキの通院日

もちろん普通の病院へ行ったわけではありません
これまでもう5回くらいキキ同伴で診察を受けましたが,今日は「初めて」最初から最後まで診察室にいて,独りで本を読んでいたとのことでした

う~ん,これは素晴らしい

話を聞いた私も思いましたが,医師の方も同様とみえ
「できることが増えたね
と言っていたらしいです

さて,初回の診察で【サリーアンテスト】を受けたキキ
ものの見事に移動先の籠を指し
「こっち
と言っていました

今日も【サリーアンテスト】を受け,移動元の籠を指して
「こっち
と言ったので,医師が理由を訊ねると
「こっち(移動元)にボールがなくなったことをこの人は知らないから
と淀みなく説明したそうです

ムムム…
PDD様の症状が寛解したのでしょうか

でも,元々PDD様の症状なんてなかったのなら一番良いですよね

とにかく,成長の跡がしっかりと感じられた一日でした

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検診

2010年07月09日 | 分かったこと
今日は3歳半検診でした

もちろんキキは5歳半ですから,対象はミ~の方ですが,キキにとって,いや我が家にとって3歳半検診というのは忘れられない転換点です

一番最初に記事にしましたが,キキの多動傾向が指摘を受けたのは,まさにこの3歳半検診の際であって,それから”塀の上の日々”が開始された訳ですからね

さて,ミ~の場合,ホント何でもなく終わったようです

実はミ~は結構体格がいい方で,3歳成り立ての頃に保育園で受けた検診では
「ちょっと体重多いかもねぇ…
と言われてしまっています

今日「何か気になることは?」と言われたので,このことを訊いてみると
「う~ん,この位の子なら痩せすぎよりはいいと思うし,第一太ってるわけではないですね
とのことでした

スゴク客観的な指標ってないんですかね

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拘束

2010年07月07日 | 分かったこと
今日キキは5回目の作業療法へ

キキの特性として,しばらくは自分に対しどのくらい包容力があるか(つまり「好きなようにさせてもらえる人」か「自分を抑圧する人か」)を見極めるために観察することが挙げられます

今までの結果から,作業療法士は自分に対し包容力があると思ったらしく療法の一環として取り組んでいたブランコ漕ぎがうまくできなかったことを切っ掛けとして

何もしないぞ

という気持ちに固定してしまったらしく,暴言・逃走・投擲を繰り返し始めたそうです

ところが,作業療法士はキキに類似する子達の扱いには長けていますから

キキに自分はなめられてしまった

と判断し,

「何もできないんだったら,時間まで座っていよう

と言い,イスにキキのことを座らせ,そのまま押さえ付けてしまったから大変
キキは予想外のことに最初は激怒していたらしいですが,そのうち逃れられないと知ると,今度は号泣

キキにしてみれば,完全に判断ミスだったのですね

さて
キキにとっての判断ミスは,今後の作業療法にどう影響を及ぼすのでしょうね

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身体が勝手に

2010年04月06日 | 分かったこと
キキは2度目の作業療法を受けてきました

今日も初回と大差ないメニューだったらしいですが,作業療法士から言われたのは
「キキくんは無駄な動きが多いようですね
「キキくんは考えるより先に身体が動いてしまうようですね
「考えてから行動できるようになれば落ち着きも増すのでは
ということ

はぁ
つまりそういうことなんですね

不思議と怪我はおろか転倒さえもあまりしたことのないキキですが,脱兎の如き動きを見せるのは確かで,あれでよく転んだりぶつかったりしないものだと感心するくらいです
しかし,こうもはっきりと「頭より先に身体が動く」と言われてしまうと,笑ってばかりもいられません

作業療法は次回から『考えて動くための作業』へと移っていくとのことですが,相変わらず作業中は何を目的にしているのか判らず,今後ともそうなのかちょっと気になるところです

一応キキには
「キキがみんなと一緒に頑張れるようにする勉強をしに行く
と伝えてありますが,5歳児に対しては,あまり勉強色・治療色が前面に出ない方がいいのかもしれず,元々,遊んでいるように感じさせる療法計画なのかもしれませんね

次回に注目したいところです

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確認

2010年03月27日 | 分かったこと
昨日保育園から言われた
「障害者枠への移行は考えなかったのか」
という趣旨の言葉は,非常に妻の心に突き刺さったようで,早速福祉事務所とキキの関係で相談している機関の両方に問い合わせたそうです

その結果
「保護者がいくら障害者枠への移行を望んでいても,医師の診断なしに移行することはできない」
「通常の5歳児枠の募集は随時行っているが,障害者枠の募集は10月に行っているだけ」
ということが判りました

一般的に発達障害で特にADHDの場合,診断ができるようになるのは5歳くらいからだと聞いています
とすれば,昨年時点で移行を考えて医師の診断を仰いだとしても,果たして診断があったのかどうか分かりませんし,ましてや保育園から昨日のようなことを言われても,困惑するばかりです

もう少し制度などを踏まえた発言が望ましいですよね

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作業

2010年02月19日 | 分かったこと
キキは,こども病院に通っています

勿論その訳は皆さん御存知のことと思います。
新生児期からお世話になっている小児科医から紹介を受けて受診を始めました

大体3か月に1度くらいの通院ですが,今日が丁度通院の日でした

今まではキキの最近の行状や保育園の対応状況などを訊かれ答えるだけでしたが,今日は
「作業療法を始めてみましょう」
と言われたのです

作業療法???
妻も思ったらしいですが,後刻聞かされた私も疑問です

医師が言うには,キキのように多動傾向にある子の場合,作業療法が有効なのだと

でも,作業療法って,私のイメージでは重傷を負ったりしてしばらく固定されていた箇所や,脳疾患後の不自由な身体のリハビリであって,疾駆するキキに対して行う作業療法とは一体どんなものなのか想像すらできません

ただ放っておき,「そのうち落ち着くのでは」と待っているわけにいかないのは確かです

たとえ効果が顕れなくても,何もしないよりはいいのではないかと思います

それにしても,作業療法ねぇ…

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3D

2010年01月23日 | 分かったこと
キキは落ち着きないことにかけて一流の部類に入るとは思いますが,結構な時間座って取り組める作業もあることはあります

その1つが『パズル』
もちろんパズルにも様々な種類があって,ジグソーパズルのような平面のものもありますし,立体的なパズルもあります
これまでキキはジグソーパズルを主に取り組んでいたのですが,何かのときに買ってもらった立体パズルもできるようなので,別な物を探していて偶然見つけた"スティッチの球体パズル"なるものを買ってみました

キキはスティッチとか,スポンジボブとか,まぁアメコミ的な「くどい」ギャグアニメが好きなようで,転げ回って笑っていたりします

だから,スティッチなら喜ぶはず
ということで,キキの星座である山羊座デザインのものだったのですが……

子ども向けのジグソーパズルは,全てピースの形が異なっていたりして,それが取り組みやすいのでしょうけれど,この球体パズルは,大人向けのジグソーパズルのようにピースが大体同じ形なので,絵柄を見ながら組み立てていかなければならない代物だったのです

それでも裏にある番号で組み立てられるようなのですが,私が四苦八苦して30分かけて組み立てたこのパズルを,キキは完全にバラバラにした上で絵柄だけ見ながら独りで20分弱取り組み八割方完成させていました

私には「異能」に近いと感じられましたが,キキには自覚がないようです

果たして,私達の方が才能に欠けるのか,キキの方が才能に恵まれているのか……

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二階仕様

2010年01月15日 | 分かったこと
このブログは『塀の上を行こう!」という題名ですが,『塀』というのは『正常』と『異常』との境界を指しているのもちろんです

でも,私は,その境界は二つの領域を峻別してしまう『線』ではなくて
『正常』側から見ても『異常』側から見ても,「あっち側だよね…」という領域
言ってみれば,『普通とは言い切れないが,正常でも異常でもない』という”第三の領域”と考えています

だから,その上を歩いて行こうなどと考えたりもするのですが,実のところ塀の上もまた単純な構造ではありません

1月12日の記事にあるとおり,その日医師による所感を聞いてもいるのですが,まぁ,「私はこの子は大丈夫とか,この子は普通だとか,そういう言い方はしない」と最初に断られたくらいなので,キキの場合は「診断ということではない」と前置きがあって
「ADHD的な対応を周囲が取っていくのが良いのではないか」
とのことでした

ただ,この日も言及があったのですが,キキの場合は,ADHD様が出ている部分と出ていない部分,PDD様が出ている部分と出ていない部分,非ADHD・PDD様が出ている部分がそれぞれあり,仮にキキが『異常」であった場合でも,結局今度はADHDとPDDの境界にいるかもしれないことになってしまうわけです

ものの本によれば,
「ADHDの診断より,PDDの診断が優先する」
とされていますので,対立構造にあるのではないようです…
つまり,並存し得る場合があるということで,それもまた『塀の上』と呼べるかもしれません

ということをうけて,最初に戻りますが,実際の『塀の上』には『「塀の上に立てられてた塀」の上』という領域がさらにあって,キキと私達はその二階建ての塀の上を歩いていることになるのです

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