闘いの日々

今年もあとわずか…
思えば，結構盛り沢山の一年でした

去年の今頃は，かなりヘコんでいたはず
キキの奇行は，昨年の後半に集中して勃発しており，全く先の読めない状態だったからです

この一年は，それなりの覚悟をし，現実と向き合う日々を過ごし，一喜一憂を繰り返す状態でした
しかも，キキの親である私や妻はともかくとして，２歳から３歳かけてのミ～の一年こそが試練の毎日だったでしょうね

闘いは，もう始まっていますし
終わったわけでもないでしょうし
どこまで続くのか，全然判りません

でも，ずっと私達はキキと一緒に塀の上を歩いて行こうと決めたのですから
それが，今年最大の出来事なのでしょうね

三つの誓い

キキは昨日，外出先で大暴れをして帰ってきたわけですが，これには後刻談があります

キキを我が家まで送ってきた祖父は，何と５歳のキキに
「反省文を提出しろ」
と言ったのです

確かにキキは，10数種類なら見ないでも書け，五十音表を見ながらであれば，すべての平仮名が書けるので，文章を作ることもできるのですが，『反省文』とは…

まぁ，『反省文』というのは意訳でして，実際には
「してはいけないこととして，おじいちゃんと約束したことを書いて，おじいちゃんの前で読み上げなさい」
と言ったのですが，それにしても，驚きました

キキは書くように促す私の説得にようやく手帳(落書き帳代わりにＡ５版の手帳を渡してあります)を開いて

ひとおぱんちしない
ひとおけらない
わるいことばおつかわない

と書くが早いか
「おじいちゃんにいってくる」
と言い残し家を飛び出していきました
慌てて私も後を追いましたが，相変わらず足が速く，結局祖父宅まで追い付くことはありませんでした

「ここに書いてあることは，毎朝お父さんの前で読み上げなさい」
と言われて帰宅したキキ
今朝は私に言われて渋々，読み上げていますが，さて，明日はどうでしょう

激昂

また，やっちまったか
というのが正直な気持ちですかね…

誕生日プレゼントを買ってもらえるということで，祖父母(私の父母)に連れられてＬａＱブロックを買ってもらいに出かけたキキとミ～

本来なら昼食まで終えてすぐ帰ってくるはずが，２時を過ぎても帰ってきません
今までの経験からすると良かった試しのない時間超過
案の定２時半頃に電話があって
「キキに問題があって言い聞かせなどしているうちに，この時間になった」
とのこと

後刻どういう問題だったのか聞いてみると…
１．保育園の友だちに遇い，二人でじゃれていたら，友だちの妹が寄ってきたので蹴り飛ばした
２．取りあえず友だちの両親に祖父母が謝罪し，キキをその場から離したが，祖父に悪口雑言の限りを尽くした
３．とっ捕まえて説教をしようとしたが，激暴れした
４．ミ～をエレベーターに押し込め，独りで別な階に送ってやった
主なところだけでもこの悪行

元々「衝動性」という点では，”ふつうレベル”より突出しているキキ
最近は「攻撃性」も突出しつつあります

５歳児が３歳児を蹴り飛ばし，大声で騒ぎ立て，激暴れ
店内の人々の目にはキキが異常児にしか見えなかったはず
まぁ，私達親は勿論，祖父母も当然ある意味「慣れて」はいますけれどね

映画

本日，【Ｗ＆ディケイド】を観てきました

８月に「？」という想いで最終回を観終えた方も多かったことと思います
終わった直後に12月封切りの映画が宣伝されたせいで，『陰謀説』みたなものさえ流布してしまった感がありますね

さて，８月当時上映していた方のは，情報を仕入れるのが遅れ，前売り券を買うことができなかった(正確には「特製Ｔシャツは要らねえ…」)ため，行かないこととしていました

だから
「これを一緒に観に行こう？」
とすぐに持ち掛けました
「行く」
ということなので，前売り券発売と同時くらいに仕入れておいた”親子ペア券”で観たわけです

別に不安があったのではないですが，キキに対する言い聞かせとして
「映画の間は真っ暗になること」
「映画の間立って歩いたり座席に立ったりしないこと」
「家と違い，歓声を上げたり手振りをしてはいけないこと」
を伝えました

さて……
映画はほぼ90分間でしたが，キキはその間立ち歩くことも座席に立つこともしないでいました

何故か？隣に座っていた10歳前後のお兄ちゃんに対し一方的に「自分が予想する」次の展開を教えたりしていましたが…(ウザかったでしょうね…誰か知らないけれど，ゴメンなさい)

家では一箇所に留まってＴＶを観る限界は５分弱であるため，90分にわたり座り続けていたことは私もちょっと驚くと同時に感動しました
これなら，今後も映画鑑賞に連れて行くことはできそうですね

映画が終わった後，キキは先着プレゼントでもらった特製ガンバライドカードを早く使いたいと騒ぎ出したけれど，映画館と併設のゲームセンターのガンバライド機は目的を同じくする人々で群れていたので，説得して行きつけのゲームセンターへ連れて行き１回だけプレイさせました

日和と同じ，穏やかなお出掛けで良かった

予防接種

キキは発作様は全くないのですが，かかりつけ医に言わせると「喘息持ち」ということで，新型インフルエンザの予防接種の優先順位が高く，ミ～も年齢から優先順位が高いので，本日午前は予防接種へ

キキには注射しに行くことを伝えてありました(行ってから知ると激暴れするので…)が，ミ～は騙して連れて行きました

結局２人とも暴れてしまったのですが，そこはさすがにお兄ちゃん，キキは厭がって暴れることはあっても，涙は見せず，「ミ～ちゃんが泣かないように見に行く」と

その後，２人を連れて近所のスーパーへ
毎月キキには『てれびくん』
ミ～には『めばえ』を買っています
今日は発売日なのです
それを知っているのは，キキが月末になると次号発売の情報に目を通しているから

２人は勝手知ったる店内を雑誌売り場へまっしぐら
「これ」
「これ」
と私の持つカゴに投げ込みます

『てれびくん』は680円
『めばえ』は980円
「何かいつもより『めばえ』が高いなぁ…」
と思ったのですが，仕方なく買って帰宅すると
やっぱりそうで，ただの『めばえ』ではなく，『めばえ・知育』なる代物でした

後でキキに聞きましたが，「ミ～ちゃんにCD(実際にはDVDですが，キキとミ～はCDとの区別がついていません)が入ってる方をあげたんだ」と

やっぱり，お前かぁぁぁぁぁ

静謐

今は留まる所を知らない程せわしないキキですが，唯一落ち着いていたのは，やはり生まれる前でしょうか

キキは12月22日生まれですが，予定日は12月10日でした
予定日を過ぎても，産科医に言わせると「赤ちゃん降りてこないね～」とのことで，予定日から一週間が過ぎました
でも「降りてこないね～」で，結局３日待って陣痛が来ない場合は入院して促進剤を使うことにされてしまいました
そして３日が過ぎ，促進剤を使いつつもすぐに生まれることはなくて，とうとう22日が誕生日となった訳です

ちなみに，ミ～も予定日を過ぎても生まれないので，促進剤を使いました
ただ，娘の方は生まれた後からせわしなくなったりはしていませんね

あ，そうそう
実はミ～も12月生まれなので，
ミ～の誕生日→キキの誕生日→クリスマス
は全て１ヶ月の中に収まってしまい，家計的には周到な準備をしていないと大変なことになってしまいます

昨年までは，息子の誕生日に全部集約させてしまってごまかしていましたが，今年からはそれも効かなくなっています

ケーキも３回，プレゼントも３回

健脚

昨日も書いたとおり，キキは新生児期から実に活発な人です

さすがに首が据わる前は，ただ布団に横たわっていただけだったように記憶していますが，首が据わってからは特に脚が強力な力を持っていて，暇な時間を見つけては両脚を振り上げて下ろすという，私達は「かかと落とし」と呼んでいた行動を繰り返していました

それから，布のバウンサーを買ってきて座らせていたところ，ここでも「かかと落とし」

骨組みは鉄ですが，中空のため，「かかと落とし」で結構揺れるんですね，バウンサーが
それがまた面白いのか，目の前のパイプにぶら下がっているオモチャで遊ぶよりも「かかと落とし」に精を出していました

その結果，かかとが擦り切れて出血してしまい，いつも靴下を履かせなければならなくなったり，できるだけバウンサーに乗せる時間を減らしたりしなければならない羽目に

もちろん，バウンサーも哀れ，キキがバウンサーを必要としなくなった頃には，布がすっかり磨り減って白くなりました

誕生日

今日で息子は５歳になりました

あの日，平成１６年１２月２２日は，午後からチラチラと雪でした
私は職場から直に病院へ行き，しばらく待っていました
生まれたのは夕方６時半過ぎくらいだったはずですが，生まれてすぐの息子を抱っこしたときの記憶が今でも鮮明に残っています

あれから５年
早かったような気もしますし，「まだ」５年という気もします
でも，今朝起きてきて自分で全て着替えている姿なんかを見ていると，やはり５年は早かったのかもしれません

さて，このブログは，息子(キキ)との生活を中心としたものにする予定です
ブログを始めるのなら，この日にしようと決めていたので，今日から書き始めますが，最初にやはり彼のことについて簡単にお話しておかなければなりませんね

私には一男一女がいます
キキは第一子，娘(ミ～)が第二子です

キキについては，最初の子ということもあり先入観がなく，私も妻も「元気な子だなぁ～」とのんきに構えていたので，特に何の懸念もないまま迎えた３歳半検診で思いもかけない言葉が降ってきたのです

「多動傾向が見られるので，発達支援相談を受けてください」

『発達障害』という言葉は知っていても，「え？この子が？」という思いはありました

でも，このブログは『発達障害の子』についてのブログにはならないはず
実際現状ではキキは，「複数の点で一般的な幼児からズレた部分が見受けられるが，『発達障害』のレベルに達しているとまでは言い難い。」とのこと
家族以外からすると，「パッと見おかしい子ではないが，何かしら行動が変わっている子」といったところでしょうか

だから，このブログは【普通と非普通との境界】の日常
私は【塀の上】と表現しますが，どっちの側にも属さないであろう【塀の上】での日常についてのブログです