
ネガティブ・フィードバックとは何?・・・初めてであった言葉でした。
ホルモンの分泌、基準からずれた方向から基準に戻す制御、反対方向に制御するということから「ネガティブ・フィードバック(負帰還)」と使われていることを知りました。
上がり過ぎないように、下がり過ぎないように「安定」させるのが目的です。
私たちの身体は、恒常性を保つために、望ましい状態からずれたときにフィードバックが働きます。たとえば暑い日に、体温が過度に上昇してくると、汗が出てその気化によって体温を下げます。
納得いく説明に出会いました。
それに対して、その方向性に対してさらに加速させるような働きを「ポジティブ・フィードバック(正帰還)」という使い方がされています。
そこで、問題です。
次の設問は正しいか?
★ 卵胞からのエストロゲンは、視床下部に ネガティブ・フィードバックを引き起こすか?
間違いですね!
視床下部からの 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは 脳下垂体に作用し、
- 卵胞刺激ホルモン(FSH)
- 黄体形成ホルモン(LH)
を 卵巣に放出し、その刺激を受けて 卵巣からは、
- 黄体ホルモン(プロゲステロン)
- 卵胞ホルモン(エストロゲン) が放出し、子宮内膜を厚くします。
この一連の作用は、その方向性に対してさらに加速させるような働き「ポジティブ・フィードバック(正帰還)」といえます。
関連して、月経周期に応じて起こる ホルモンの変化について、少し整理しておきます。
★ 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、視床下部から 下垂体前葉に送られる。
前葉からは、
- 成長ホルモン と 乳腺刺激ホルモン(プロラクチン)
- 性腺刺激ホルモン(FSH・LH) と 甲状腺刺激ホルモン(TSH)
- 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH) が 分泌します。
★ 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、FSH と LH の分泌を促す?
視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモンは 脳下垂体(前葉)に作用し、
- 卵胞刺激ホルモン(FSH)
- 黄体形成ホルモン(LH)
を 卵巣に放出します。
★ 月経は エストロゲン と プロゲステロン の 消退出血として起こる?
女性ホルモンである エストロゲン と プロゲステロンは、子宮に働きかけて内膜を厚くします。
これらのホルモンが体内で減少する時に、ホルモンの影響を受けて厚くなっていた子宮内膜の壁が剥がれて体内に出されます。この出血のことを消退出血といいます。
生理も消退出血のひとつですが、ピルの服用によって起きる人為的な出血のことを「消退出血」と呼ぶことが一般的となっています。
★ LHサージにより排卵が起こり、その後 黄体が 形成される?
女性ホルモンが乱れると起りやすいのが、月経不順 や 無月経 です。月経不順や無月経が続くときは、ホルモン分泌の調子が悪くなっている可能性が高いというわけです。
また、ホルモンがスムーズに分泌されないと、自律神経のバランスが乱れて、カラダ中に影響が出ることがあります。
たとえば、卵巣の働きが落ちてきて女性ホルモンの分泌量が減ると、視床下部は昼も夜もフル回転してホルモンを分泌させようとします。
そうなるとカラダはパニック状態になり、自律神経まで乱れてきて、頭痛 や めまい、のぼせ や 冷え、イライラ などの トラブルも。
これは間脳にある視床下部が、自律神経の中枢もかねているからです。
脳が ストレス を感じると、ホルモン分泌が乱れてカラダの調子も悪くなります。
反対に、好きな音楽 を聞くなど 心地よい刺激 を受けていると、ホルモン状態 が整って、カラダも元気になります。
これは医学的にもちゃんと証明されていること。
規則正しく、ストレスをためない生活を心がけることが、ホルモンを ベストな 状態に保っていくのに大切なことなのです。
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