3月23日の金曜日は入間市男女共同参画推進センターで「子育て、個育て、自分育て講座」(3回連続講座の最終回)を実施してきました。
この講座はかれこれ5年続けている講座(あれ、6回目かなぁ)です。
毎年この時期に呼んでいただいています。約1時間の車での移動の時間は私たちもあれこれ情報交換などで大騒ぎです。
毎年参加者が違うので、今年はどんな話になるのか楽しみにして出かけています。
さらに、こちらの環境も変わっていくので、コメントや話題っていうのも毎回違っていきます。
今回のワークショップも大いに話は盛り上がったのです。
そして、毎回出る話ですが「夫たちのにもこんな場があればいいのに」というものです。
さいたま市ではパパたちのネットワークができつつあって、彼らがパパ向けの講座などを企画しています。
女性が仕掛けてもなかなか参加しない、というのが現状かなぁ、と思っています。
また、講座ではなくて、火を囲んだで焼き芋したり、道路に落書きしたり、料理したり、まずは面と向かって話すのではなく、行為を一緒にしながら話す、というのは参加しやすいのかもしれません。
それにしても、幼い子どものいる男性たちの働ぶリを聞かせていただきました。
私たちの世代(私は53歳)の少し前は「働き蜂」「会社と結婚した」「会社人間」「モーレツ社員」とか言われて、ともかく激しく働いている男性は多かった。
その男性が会社で充分働けるように妻たちは「家事・育児」をいっさい任されて、つまりは男性と一緒になって会社に雇われてた?という感じでしょうか。
現在の若い人たちの労働環境も決してよくなっている、とは思えないのです。
私たちの先輩方、つまりは今の働き盛りの若いパパたちの親世代ですが、それは働けば給料も上がり、家庭が豊かになって、つまりは右肩上がりでしたから、なんだ、かんだといってもそれは、それで「働く意味」としてわかりやすかったのかもしれません。
でも、今、語られる状況は「こんなに働いても給料これだけ?」という感じだそうです。
「家事・育児に参加して」、と言える状況にない、とも。
そんな夫の状況はわかるけど、イライラが募る。
私の気持ちもわかって欲しい、私の気持ちはどこに、だれが受け止めてくれる?
働く環境の悪化が、子育て環境の悪化にもつながります。
ひとひとりが生きていくためには、様々な事象が複雑に絡み合っています。ぶつぶつと分断して物事は考えられません。つながっています。
ワーク・ライフ・バランスは大事だというけど、育児休業をとれる環境にない、とその昔女性たちが話していた話題が、そのまま男性の話題となっている現実もあります。
ほんといったいどうするの?日本です。
まぁ、しかし、そんななかで頼もしく、いかした若者もたくさんいて、「怒涛の週末2」で報告したいと思います。
一回目はグループでの話が多かったのですが、最終回は車座にありました。
率直で、自分の話をしてくれた皆さん、どの人も個性的で、豊かで、たくさんの宝物を持っておられました。
2回目は半分の時間でエコバッグも作りました。
新井 純子