ヘルシーカフェのら

ヘルシーな料理と多目的スペースのあるコミカフェ「ヘルシーカフェのら」で起きている日々の出来事をお伝えします。

暇は暇なりに成果があるのです。その2

2013-09-11 08:53:31 | のらの日常

飲食が収益の大きな柱なのでたくさんのお客様がのらにおいでくださって、ランチやケーキセットを食べてくださったらいい、と思っているのです。

しかし、反面スタッフが忙しくなってくると、ゆっくりとお客様とお話ができなくなる、ということにもつながっていきます。

いつもその意味での適正人数はどこだろう、とか私がのらを運営していくことの目的はなんだろう、と自問自答している日々です。

立ちあげの時は、役割分担ができていたのらですが、やっぱりというか、当たり前ですが、運営側の者にもそれなりに収入がないと、続けていけないという課題があり、当初のメンバーはのらにはいなくなってしまいました。

だからと言って、のらのみている先や、やっていたことはすばらしかったので、

それをやめるという選択は私にはなくて、続けているのです。

その結果、ひとりで3役ですから多忙です。

人の話を聞いていられない時が多くてジレンマです。

 

飲食店って、お客様の人数が読めなくて、たくさんの人が押し寄せる時も、暇な時もあります。

それが先々週から先週にかけてありました。

そんな時はメニューの開発したり、スタッフ同士の話し合いがなされたり、

いつも手が届かないところを掃除したり、といった仕事があります。

 

近所のお客様がお二人いらっしゃいました。

厨房スタッフ蛭田と何やら大盛り上がりです。

私も分け入って話を伺うと、今のらがほしいい野菜「オクラ」の話でした。

彼女は家庭菜園をしているとのこと。

それも住まいは近いし、耕うん機まで購入したというのです。

耕うん機を買ったということは家庭菜園のレベルではないと私は思うのですが、ご本人は素人です、と言います。

さらに、彼女には師匠がいて、その師匠が自分よりいい野菜作っている(師匠だから当たり前ですけれど)から紹介したい、とも。

でも、私たちは彼女のオクラがほしい、食べたい、と言いました。

庭にはゆずがなっていて、ゆずこしょうも作るとか・・・。

あぁー、昨年は近所の庭になっているまだミドリのゆずがほしくて欲しくてたまりませんでしたが、なかなか唐突に声はかけられないものです。

それが、今年はこうなっていきます。

彼女自身は私たちが野菜ほしい、と言ったので励みになります、と言ってくれたし、

私たちとして、近くから野菜が手に入るのであれば、まさに地産地消で、願ったりかなったりです。

 

大家さんは鹿手袋界隈が育った地域だけど、私たちにとっては、まったく新しい地域です。

少しずつ、ゆっくりと、出会っていくものなのだと思っています。

 

ということなんかも考えると、ほんとのらって「利益」の上がらないことやっている、とこれまた運営者としてジレンマを抱えるのです。

この秋も、私はこの相矛盾する仕組みを、何とかしようと、考え、行動していくのだなぁ、と腹をくくるのでした。

 

のらで出合う方々が私の元気の源です。

 


暇は暇なりに成果があるのです(この1週間の話)

2013-09-08 11:02:05 | のらの日常

行政とあるいは企業と何かやるときにいつもいわれることは「人数」です。

「人数」が評価の基準です。

このイベントに何人が参加したか、です。

しかし評価には実は別な側面もあります。

その参加者した人が満足したり、次へつながる行動を起こしたり・・・

見えにくい評価です。

人数ではなく「時間」というか「満足」というか・・・

なかなか現代社会では受け入れられない評価軸。

私は人間が成長することには時間が必要と思っているので、参加人数だけの評価は片手落ち、と思っています。

 

のらは合同会社なので、利益が無ければ存続していきません。

しかし、また「ソーシャルビジネス」「コミュニティビジネス」の側面をもっていますから「利益」だけを求めているわけでもないのです。

 

さて、この1週間は大変興味深いあれこれが起こった1週間でした。

だからこそ私はほとんど無償でのらを運営しているといっていいのです。(本当はちゃんと私の働きに対して価値は欲しいですが・・・)

 

どんなことがこの1週間でのらに起こったのか簡単に、―でも長文になるかなぁー報告します。

 

夏休みは実はのらは暇です。

のらのお客様は女性が圧倒的に多いし、子育て中の女性が多いのです。

夏休みは子どもたちが生活の中に存在して、またどこかへ出かけたり、実家へ帰ったり、という状況でのらでランチどころではないです。

のらに限らず飲食店全般のことだそうです。

2・8と言って飲食店の暇な時期です。

しかし、暇だからこそお客様とあれこれ話ができる、ともいえます。

忙しいと話しているどころではないのです。

 

暇だからあれこれ話せて、次へつながる面白いことが起こった、という報告です。

 三州製菓さんが来店(9月3日火曜日)

夏休みの前(7月のある日)から「お菓子を作る講師を探しています」ということである方からのらに連絡をいただきました。

それならば新井ではなく「蛭田」だなぁ。

蛭田がダメなら野菜の食卓の白戸さん。

とのおもいでした。

何度か電話のやり取りで、どうも講師派遣の単純な話でもなさそうだ。

そこで「ぜひのらにおいでください」と言いました。

三州製菓社長斉之平(さいのひら)さんに・・・

小さな、弱小のらが長年続けている、とても有名な社長さんにそんなこと言いました。

そしてのらにおいでいただいたのです。

前日に春日部では大きな竜巻被害がありました。

そして新井はその前週、つまりは8月29日に春日部のある公民館で新聞バッグを作る指導をさせていただいておりました。

そんなこんなで社長と一緒においでの方とも大いに話は盛り上がったのです。

すみません、私たちだけがしゃべった!!

とても穏やかで真摯な方でした。

のらのあれこれを機関銃のような感じで話しました。

また、斉之平(さいのひら)さんは竜巻は65年生きてきて初めての出来事、なんて話も携帯の写真を見せてくださいながらしてくださいました。

 

あらーぁ、そしたらつぎの日の朝日新聞すごい記事が載っていました。

「ジャーナルM」記念すべき1号に記事に三州製菓で働いている小菅さんの記事が掲載です。

三州製菓社長斉之平(さいのひら)さんの写真は小さく。

なんとまぁ、この意味のある偶然。

 

新井はこんなことが面白くてのらをやっている、ということに出会うのです。

話をした次の日ですよ。

もし、のらを運営していなければ、電話で断っていれば、忙しさにかまけて話をしなければ、

こんなことにはならないのです。

またこの日、この時間に、春日部の公民館担当職員からも電話が来て・・・

春日部の公民館からは12月にも子どもたちとエコバッグ作ってくれないか、依頼があった、迷っていた矢先でした。

これは引き受けなければと、思った次第です。

別に大儲けの話しでも、なんでもないのです。

さきに書きましたが、「会社」なので儲けなくては会社の存続に関わります。

でも、でもです。

私は今書いたようなことに出会いたくてのらを運営しているような気がしてなりません。

12月22日日曜日には春日部で大酒飲んでいる新井です。

きっと・・・

この1週間での報告は続きます。

③まで続きます。かな。

お楽しみに。

 


のらでボランティの方々

2013-08-27 16:33:27 | のらの日常

のらはボランティアの方々にもたすけられて運営しております。

小さい子どもから大先輩。女性、男性とわず。

夏休みは特に様々な方々にお手伝いいただいております。

たとえば講師で来てくださった細田さん。

広場の掃除をしています。

今月末からババラボ重要スタッフの横地さんが朝のらの掃除に参加くださっています。

そしたらまだ夏休み中のさきちゃんも来てくれて一緒に仕事をしてくださいました。

また中学校1年生のおじょうさんも来てくれています。

彼女がきれいに袋につめてくれました。小麦粉とキビ砂糖です。

大塚さんや大家さんや幸一さんはもとより、もともと土曜日スタッフの方々や木曜日に手伝ってくれているさとみちゃん。

こうやって名前を挙げていけばたくさんの助っ人がいる、と思っています。

その人たちとご飯を一緒に食べる時の空間がおもしろいなぁ、と感じます。

様々な背景の、体験の違う、もちろん年齢や性差が違う、他人が一緒にご飯を食べる。

のらは店で食事を出していて、その食事を食べながらおしゃべりしている方々ものらの時間を楽しんでいただければいいなぁ、と思って運営しているのですが、

実はもう少し深くのらに関わる方々の、つまりは私たちと一緒に食事を共にする方々の力になれたら、と思って運営しています。

とはいっても助けられているのはいつも私です。

皆様いつもありがとう。


暑いけど秋かしら、だんだんと・・・

2013-08-16 09:56:24 | のらの日常

のらは現在夏休み中ですが、私は14日の午後も来ていましたし、本日も朝から事務所にいます。

さらに日曜日18日は午後14時から3時間ほど若い方々が厨房で何やらつくる予定。

私はビールを出す予定。

誰でも遊びに来ていただけますからお出かけください。

さて、

のらがスタートした3年前は私がこんなことしているなんて考えもしなかった、のです。

こんなこととは

1.畑に野菜の買い出し

2.のらの草刈り

 

右の電動のこぎりは富士見市でのらのお米を買わせていただいている柳下さんからお借りしました。

そののこぎりを使って、のらの広場側の垣根をがーっと切りました。

とてもさっぱりしました。

草刈りに主体的にかかわっていたのですが、敵は蚊でした。

腕や首ぐらいならまぁ、なんとか我慢が出来たのですが、唇を食われて口の中まで大きくはれ上がりました。

そんな私の状況を見かねて夫が通販で買ってくれました。

それでもいまどきの蚊は強くって、ズボンの上からでもやってきます。

 

3.のらの厨房で料理

です。

先回も紹介しましたが、8月3日のお祭りに出した卵焼きです。

 

 

でも、面白いのはそれらのことは私のこれまでの生き方には合わないと思っていたのだけれど

やってみると(やらされてみると)おもいもかけない新たな自分の発見があることです。

 

本屋さんで売られているビジネス系の本では、私のスタイルは、のらの運営方式は、全く儲からない仕組みのようです。

でも、新たな発想や新たなことは、たぶんずっとあったり、やっていたことを、自分だけでとどめていないで

外に公表したり、誰かの力を借りたりして、作り直していくことなんのではないのかなぁ、と思ったりしています。

この夏に取り組んだ企画書を外の人に見せたら「いい企画書」「新しい」「面白いですね」「ぜひやってください」とコメントいただきました。

のら周辺やなかだけでぐるぐるやっていては見えないことが、外からの目で新たなことにつながっていくんだ、という体験をしました。

私自身も「もう年」だとか(実際にいい年齢です。蛭田と二人でもうガンバれないぃーと言いながらビール飲んだりしています)、

「自分には無理」と言っていないで、やってみようかなぁ、と思った夏です。

 

のらも11月がくれば4年が過ぎます。

何とも早い4年だと思います。

次なる展開が始まりますから、もうしばらくお待ちくださいませ。


ストレスで書けない!!!!

2013-08-08 16:05:09 | のらの日常

便利にするはずのパソコン、HP、なのですが、先に大家さんの小峰さんが書いてくださったような事態で、もうこのブログストレスでかけずにいました。

何のことはない時間設定の問題でした。

でもね。誰も触っていないと思うのよ。

それなのに、こんな混乱が起こるのだから、困ってしまいます。

 

ということで、また再開します。

以下の写真は8月3日お祭り関連の写真です

8月3日お祭りで作った卵焼き

沢山の方が手伝ってくれました