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衝撃のアンドレ・ワッツ 「ラ・カンパネラ」 HEALING MUSIC GREENDOOR

2014年09月03日 09時38分22秒 | 趣味・特技
衝撃のアンドレ・ワッツ 「ラ・カンパネラ」

私はピアノが弾けない。子供がピアノを習い始めた時、一緒に習ったことがあった。
どうしても少しは弾けるようになりたいと思ったからである。だが、長続きせず、
子供より前に挫折、あきらめた。

今でもピアノが弾けたら、作曲に、編曲がもっと多様にやりやすくなるのではない
かと思うが、できないものは仕方がない。キーボードをポツポツ叩いている。

こんな話ではなく、アンドレ・ワッツのことである。23,4歳の頃、はじめて彼のレ
コードを手に入れた。はじめて彼のレコードを聴いた。1曲目はリストの編曲による
パガニーニの第練習曲3番「ラ・カンパネラ」であった。

超絶的な技法でありながら、何事もなくただ流れゆく水のように、当たり前に気取
る事もなく演奏されていると感じた。ピアノ技法がすぐれた演奏家はほかにもたく
さんいるだろうと思うが、彼の若さで、ごく自然な形でピアニストとしての感性を
身につけたのだと思うが、ただ、指の動きばかりがすぐれた演奏家とも思えない。
響きの美しさが指から生まれなければならない、そういう豊かな感性を感じたピア
ニストであったと思っている。

仕事から帰ると、真っ先に聴いていた曲である。鍵盤の想像もできない動きの速さ
から生まれる音楽は、あわただしくもなく、穏やかに聴こえた。

写真で見るとまだ若い、一体どんな人間なのか想像し、聴きながら疲れをいやすの
がこのころの日課だったと思う。

このアルバムに収録されている「超絶技巧練習曲10番」は、カンパネラと違い、激
しい健の打ち方から始まり、まさに超絶技法の極まりを感じるが、中間部に穏やか
な感傷的なフレーズが随所に入り混じり、また違った印象を受ける。

硬軟入り混じったピアノ曲といった感じである。高い音楽性を表現できる演奏家を
意識させた。

彼を知ったのは若いころである。1969年に来日した時、23歳ころだと思う。その後、
彼はピアニストとして世界的な名声を維持できたのだろうか。私も意識はしていなか
ったが、情報はあまりないのが残念である。私が持っているレコード以外は手に入れ
ていない。今、67歳(たぶん)だと思うが、だが、彼の「ラ・カンパネラ」は今でも
私の心の中で演奏されている。

レコードは、CBS・ソニー(当時)のものである。

曲名
A面
パガニーニ第練習曲3番「ラ・カンパネラ」
パガニーニ第練習曲6番「主題と変奏」
超絶技巧練習曲10番
ハンガリー狂詩曲13番
B面
コレルリの主題による変奏曲

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同じレコード持ってます (クロベエ)
2015-11-21 02:01:22
初めまして。
今日報道ステーションでオットさんのカンパネラを聴いて、ワッツを思い出しました。
小学生の頃、テレビドラマでカンパネラが使われた影響で、父がこのレコードを買ってくれました。
もう大好きで。聴いて聴いて聴きまくりました。
若いワッツがジャケットで長い手足を持て余している精悍な写真も印象的でした。
あんまり私がワッツに夢中なので、貧乏な中、父がリサイタルに連れてってくれ、大歓激でした。
今日久々にyoutube聴くと、昔はもっと淡々としてたのに、なんか技巧を全面に迫力満点の演奏でイメージが違ってましたが、今のワッツはどうなんでしょうか。
針がなくなってレコードを聴けなくなってしまったけど、もう一度手に入れたい一枚です。
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