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インディアン・ハープ(アルパ)妙技 ヒメーネス HEALING MUSIC GREENDOOR

2014年09月01日 10時39分29秒 | 趣味・特技
インディアン・ハープ(アルパ)妙技 ヒメーネス

私が働き始めたころ、どこかで聴いたのが、「滝ーカスカーダ」という曲であった。
カスカーダという曲名を手掛かりに、住んでいた町の新星堂に出向き、曲を探して
いただいた。だが、国内にはレコードがないという返事だった。

ならばなんとしても輸入していただきたいと頼みこみ、いくら日数がかかるかわか
らないがそれでもよいという条件で、手に入れたLP版である。あったということ
はこのアルバムは私にとって2代目になるLP版である。最初に手に入れた奏者は、
ディグノ・ガルシオであったかも知れない。
あまり確かな記憶ではない。ヒメーネスの演奏は地味な感じがしたものである。今
でこそこの曲は有名だが、50年ほど前には日本ではあまり知られていなかった曲で
ある。

私は今でもこのアルバムは大切に保管している。苦労して手に入れた思い出がよみ
がえるからである。そのほかにもよく聞く曲が収録されている。聴いていただきた
いのは「滝ーカスカーダ」である。

インディアン・ハープ(アルパ)、ヒメーネス、カスカーダの紹介をする。
(レコード盤ジャケットより)

アルパ

ラテソ・アメリカのインディオが持つこの小型ハープは、実にミステリックな楽器で
す。ペダルもなく、構造もかんたんで、ほとんど手製で作られるというこのアルパか
ら、どうしてあの天上の音楽にも似た妙なる調べが出るのでしょうか。そして又、文
明にとり残されたインディオたちは、どうしてこんなにすばらしい楽器を育てあげた
のでしょうか。
とりわけアルパは、パラグァイ音楽の華であります。この国の住民であるイソディオ、
グァラニ族の歌をうたう時、アルパはまるで生きもののようにアルペジオをすすりな
き、グリッサソドを脈うちます。アルパは、イソディオの魂です。本当に不思議な楽
器です。パラグァイ音楽の名曲をよりすぐって、アルパの名手プルデンシオ・ヒ.メ
ーネスのコソブントが演奏し、かっ歌ったこのレコードでは、アルパの真髄を、十分
味わって頂くことが出来ましょう。

プルデンシオ・ヒメーネス

彼は、疑いもなく、パラグァイ最高のアルパ奏老の一人です。彼はこの国のヴィジャ
リーカという美しい町に生まれました。そして子供の時から、笛やギターを演奏して
いました。アルゼンチンのブエノスアイレスに移ったのが1925年のこと、以降ギター
伴奏者として、多彩な活躍をはじめました。彼が加わった楽団は、アブロードス兄弟の
コソフントやサムエル・アガージョ、それにアルパの神様といわれた今は亡きフェリッ
クス・ペレス・カルドーソなど、一流どころを網羅しています。1941年、ギターをアル
パに持ちかえた彼は、たちまちアルパ奏者として頭角をあらわしました。グァラニの伝
統を守り、長いキャリヤーに裏づけされたその至芸は、アルパの深奥をきわめるに至っ
たのです。ここでは、そのヒメーネスが彼自身のコンフント・すなわちオルガ・アレギ、
ガマラ、そしてゴーメスという歌手兼ギタリストをひきいて、神秘なまでの名演を展開
します。

滝 カスカーダ

トリオ・ロス・パラグァジョスの最初のリーダーであったアルパの名手ディーニョ・ガ
ルシア作のガローパ。彼がこの曲を初めて録音したのは1952年のことでしたが、その大
ヒットが彼の名をクローズ・アップさせたわけです。ヒメーネスのアルパは、ガルシア
ほど派手好みではありませんが、さわやかな滝っ瀬の描写の中にゆたかな持清味があり、
作者以上の出来栄えを示しています。



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