見てきました。
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
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現代は「KOMA」で「昏睡」という意味だそうで。
いやぁ、映像はなかなかすごかった。
ちょいちょい合成感バリバリなとこはあったりしたけど、リーパーの表現とか建築するとこは個人的に好き。
向こう側の世界が、昏睡した人たちの記憶の集まりで、それらが縦横無尽に繋がった世界。あれが神経回路みたいな表現だって気付いたときは「おおーなるほど!」と感心しました。
邦題の「アンチグラビティ」なところも面白かった。
落下してると思いきやスライディングして着地とか、結構かっこいいのね。
敵と遭遇したときも、お互いが真上から銃撃を受けてるのも面白い構図だった。
ストーリーは、意外な展開ありの王道展開で、黒幕が彼かな?っていうのは主人公が目覚める前になんとなくわかりました。
まぁ、ロシア映画は良くも悪くもストーリーは、ね。と個人的に思います。
せっかく現実に戻って、彼女とも復縁して、仕事は順調とはいかないまでもある程度余裕のある生活を遅れるくらいで、そこそこハッピーエンドだったけど、なぜか不穏な空気のまま終わったのは、あの宗教組織がまだ生きていて信者も増えている現状と、主人公がまた勧誘されている(?)揺らぎの表れだったのかね。
あれは、ヤンの助手が意思を継いだか、第2のヤンとして暗躍しているのか。
特殊能力絡みに関しては嫌いじゃない。けどなんか勿体なかった感じ。
能力者の名前が能力由来だったりするのも好き。
主人公は一回も名前呼ばれなかった(よね?)し、向こう側でも呼び名はなかったけど、能力的に「アーキテクチャー」とか「カーペンター」とかになるのかな。
彼女は「フライ」ってよばれてたけど、現実では看護師だったからか能力は「治癒」。名前の由来は……?
他には、リーパーの「感知」ができる「スピリット」、「空間把握」の「アストロノマ」、「肉体強化(?)」の「ファントム」、「技術者(?)」の「ノーム」。
同行する仲間の「タンク」「カベル」等がいましたが、彼らは能力者ではないかな?
ヤン自身も能力者っぽかったけど、具体的には不明。手とか消し飛ばしてたけどありゃなんだろうね。
それぞれ現実に問題を抱えてて、それ由来の能力になっているのも「いかにも」って感じ。辛い現実に戻るのか、望みが叶う虚構に生きるのか。
個人的には、こっちの能力バトルに振り切ったのを見てみたかったなあ。
主人公の「建築」も、攻防補のどの分野にも使える万能マンだったから。「建築」といいつつ「創造」という神の如き力だった。
惜しいのは能力をもっと見せて欲しかったとこかな。
「スピリット」の「感知」はリーパー特化すぎたし、そのわりに感知したところで黙視できる距離まであっさり来ちゃうし、で惜しかった。
「生物の感知」だったら、まだ魚雷奪取作戦でも活きたのに。
と思ったけど、敵兵士に幻覚みせたりしてたわ。あれは優秀。
「アストロノマ」の「空間把握」も、なかなか面白い。現地にいかなくても地理の把握ができて、対象物との距離の把握もできる。サポートキャラだけど戦闘もそれなりにこなせてて好きなキャラです。
「ノーム」の「技術者」も機械工作特化なのはわかったし、基盤を作ったりセキュリティ突破したりはよかったけど、、、「ダミー」はどうなん(笑)
謎リモコンでだだっ子パンチ繰り出すダミー。終盤で活躍してたのは意外。
「ファントム」は文字通り「亡霊」のようなリーパーと化してしまったけど、最後にヤンをやったときは、ファントムの意識があったってことなのかな。
吸収されても意識のひとつとして存在していた、的な?「アイアムアヒーロー」的な?
「ガーディアンズ」のウルススもこの人だったからいっそ熊に(ry
「アントンパンプーシュニ」という人らしいが、どうもクリス・プラットに似てる印象。
最終的に、彼女意外いなくなってしまったけど、続編作って欲しいな。
未だ存続している教団を潰すために、再び昏睡世界に戻り、「建築」能力で戦うバトル映画。
教団側は意図的に能力覚醒させる方法を見つけたりして、よりバトルに特化してほしい。
重力があっちこっち向いてるのを生かして、めちゃくちゃ遠いところから狙撃する人とかでてきて欲しい。
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