来る

みてきました。



※ネタバレ注意


なんだこのやべー映画(誉め言葉)。



すごい濃かった。

なんとなく「あれ」って千と千尋の「カオナシ」的な感じなのかなって感想。

結局のところなんだったのかはわからないけど、琴子曰く「弱いものを狙ってくる」あたりは、やっぱりそういうものに共鳴というか、通じやすいものがあるんだろうなって。


あの琴子さんも「入られてた」から、人間であるいじょう、弱さを捨てきれることなんてないってことなのかねぇ。

妻夫木はまれにみるガチクズ役よかった。家に戻る決心したあたりは根は真面目？って思ったけど、やっぱりあれはクズだと思う。世渡り上手な。個人的にはね。

黒木華はやっぱりすごいなーと。一昔前の一歩引く女性タイプのキャラクターははまり役だなって思ってたけど、今回みたいな二面性持ってる役とか、なにか隠してる怪しい役もすごい不気味かつリアルにこなしててすごかった。塩踏みつけて笑ったとことかすげー怖かったもん。

岡田くんは見た目危ない人だけど、劇中ではかなりマトモな部類にはいる人。奥さん役に高橋ユウでてたけど変わらず綺麗だよねえ。
目的のためなら手段は選ばないキャラかと思ったら、わりと人道的だし人としてちゃんとしてる感あってよかった。まあ過去が過去なだけにそうなったんだろうけど。

松たか子はスタイルよすぎて？！
あのおかっぱロングめちゃくちゃ似合ってたし、真っ黒のファッションもめちゃくちゃ似合ってたし。
感情のこもってない風のしゃべり方はお手のものというか。でも決して無感情ってわけでもなさそうなのがいいね。
昼食にラーメンとか、ビールもらったりとか、ケータイゲームでよりによって格ゲーのアプリとか。
正直これよりも重大な案件って国が動くレベルなんじゃねーの？



いやー。
思ったよりも怖くはなかったけど、ねっとりするというか、どっぷり浸かってるというか。そんな感じでした。

オススメ。