朝日の中で

思い悩んだ夜、
迷いかけた闇の中で、
昨夜俺に無言のうちに
答をくれた「夜の花」。
その素顔と
朝日の中で出会った。
「ありがとう」
俺はそう言って、
今日の現場に向かった。
今日初めて出会う人達のもとへ。

ホーム

弾夢は毎月第二日曜の
朝10時から15時、
仲間と三人で
ライブイベントを企画してます。観光地のお土産、
食事を商っている
お店の中庭を拝借、
もう二年半になります。
フォーク、ポップスが主。
ここが弾夢のホームです。
今日は第一日曜でしたが
特別に東京からの
素敵なバンドが演ってくれるとのことで
急遽「特別編」を開催。
いつもの音楽ジャンルと
違うジャズ、ソウル、スパニッシュ、
ボサノウァ、ポップスetc・・・。
自分も初めて
聴いたのだけれど
凄腕の集まり。
観光客の皆さんも、
すっかり音楽の虜になってました。
野外の為、心配された天気も、曇りで、
暑くもなく寒くもなく。
しかも終って一時間もしないうち小雨が・・・。
なんと行いの良い人達だったのでしょう・・・(^-^)

夜の花

昼間、万博の跡地の公園で野外ライブでした。
爽やかな風が
吹き抜ける中、
色とりどりの素敵な花達。花の綺麗な公園。
ライブの合間に、
たくさんの花を見ました。
ライブを終えて帰宅。
最近の疲れに加えて、
いろいろあって、
少し気分が滅入ってしまい、気がついたら
夜の暗闇の中に
歩み出ていた。
田舎の路地裏、
家もない。
蛙の大合唱、
車一台通るのが
やっとの細い道。
数少ない街灯の
灯る夜を歩く。
ふと目を惹かれた
闇の中の花・・・
紫陽花だ。
昼見た花と比べて、
それは寡黙だった。
光あればこそ花は語る。
見えなければ
それまでのこと。
とは言っても、
それは人間である
自分の勝手な感情・・・
花はただ、この夜も、
与えられた命を
精一杯生きているだけなんだ。
昼もね、
人に見てもらいたくて
咲いているわけではないんだ。
ただの、命の営み。
ひたすら生きているんだ、きっと。
雨に打たれても、
風に吹かれてもね。
闇の中でもね。
俺のモヤモヤなんて
なんのことはないさ・・・。
ねぇ君、生きよう、
俺はここにいるよ。