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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『ロレンツォのオイル/命の詩』

2007-06-15 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ロレンツォのオイル/命の詩』。

製作国 : アメリカ 1992年
配給 : ユニヴァーサル映画=UIP配給
キャスト:ニック・ノルティ、スーザン・サランドン、ピーター・ユスティノフ、
     ザック・オマリー・グリーンバーグ、マドゥーカ・ステディ

副腎白質ジストロフィー(ALD)という不治の病に冒された息子を救うため、
奮闘する両親の姿を描く実話をもとにした人間ドラマ。

皆さんは病気になるとどんな様子ですか?
私はよく風邪を引くのですが、何故か涙もろくなります・・・。
最近はヨガとウォーキングのお陰で長引かなくなり、
寂しい想いもしなくなりましたねぇ(笑)

さて今回の作品、凄いです!
何がって、親心が!
だって医者でもない普通の人が不治の病に立ち向かうんだよ!!
副腎白質ジストロフィーは脳神経を保護する髄鞘(ミエリン)が破壊され、
身体のあらゆる機能が失われていく病。
こんな難しい病を素人が!

「医者には頼らんぜよ!」と言わんばかりに、
とにかく本を読んで、読んで、読みまくる。
病の子供を置き去りにしての図書館通いは奇行にすら見えたけど、
そこから手がかりを得て、実践していく。
ズブの素人が医学書読んで分かる、って事実は驚きだ。

一歩進んで二歩下がるといった事の繰り返し。
莫大な費用も掛かるので資金集めも大変。
また特効薬を作れる医者も自分達で見つけてくる。
これで何も起こらなければ全てがムダになっただろう。
時間も、
お金も、
息子の命も。

でも頑張れば報われるんだね~。
奇跡が起きるんだよね。
絶望で途方に暮れる両親に息子が意思表示を示す。

この作品はそういった事実の10年くらい後に製作された(多分。)
その間、息子はパソコンを使って意思表示が出来るまでになったと、
終盤スーパーが出ていた。
そして、同じ病の人々が”ロレンツォのオイル”に感謝しているシーンが流れる。

偉大な親だ。

しかし、この薬は万能ではない。
今も研究が続けられているだろう。

見終わった後に、息子のロレンツォに思わず手紙を書きたくなった。
「あなたの両親は偉大で素敵です。」って。

ストーリーが凄すぎて、
キャストやシーン状況、音楽のコメントが無くてゴメンナサイ。