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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

2009-05-08 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』。

製作国 : アメリカ 2007年
配給 : 東宝東和
キャスト:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン、
      エイミー・アダムス

米ソが対立する冷戦時代、たった一人のの破天荒な男が世界を大きく変えていく
国際政治ショー。

このブログを開始して3度目のGWが過ぎました。
皆さんは高速料金激安という蜜につられて、
渋滞という地獄を味わって来ましたか?
私はいつもの如く花見inベランダでした。いや~、焼けた(笑)

今回は、すっごいアイシャドーですね、って作品です。
下院議員チャーリーは、酒と女が好きなお気楽政治家。
しかし、その内面では、平和を愛するゆるぎない心を持ち、
ソ連の攻撃に苦しむアフガニスタンを常に気にしていた。
国防歳出小委員会がアフガニスタン支援が小額と知ると予算を倍にするよう指示。
そこにテキサスで6番目の富豪で反共産主義者のパトロン兼愛人が目をつけ、
アフガニスタンを救うよう彼に訴える。さて・・・・。

最近のトム・ハンクスはお色気好きですね~。
概要だけ読んでるととてもお堅い作品みたいじゃないですか?
出だしは違うんですよ。デルモーの姉ちゃん達とジャグジー。合わねー。
トム・ハンクスとジュリア・ロバーツのカップルってのも想像つかなかった。
まあ、トム・ハンクスですから、ピンク映画的にはなりませんですがね。

ストーリーは政治や反戦といった実際には難しい内容だけど、
滑稽な演出のため見やすくシニカルな笑いが出てくる。
一番面白かったのはCIAの専門家。
彼を演じたのは『カポーティ 』『ミッション:インポッシブル3 』の
フィリップ・シーモア・ホフマン。
クールなインテリ、もしくは静的なイメージが強かったが、
今回は口は悪いわ、行動には出るわ、今まで違う印象を受けた。
ズラとヒゲのお陰で誰だか分からなく、最後で驚いた。

驚いたと言えばジュリア・ロバーツのメイク。やりすぎ(笑)
当時って人を目力で殺しそうなメイクが流行してたのかなぁ。
ド派手なオバちゃんが、議員の美女軍団に「アバズレ!」とか言うのは笑った。
第1秘書に『魔法にかけられて』でゴールデン・グローブ主演女優賞にノミネートされた
エイミー・アダムズが演じている。
ズラと衣装が違うせいか別人だったが彼女がいることでピシっと締める場面も。

全般的に軽いタッチで表現されているようだか、
実話ということで実際にはこの人のやったことで
9・11の引き金とも言われているらしい。
最後のシーンがそれを物語っているのかもしれない。
70歳監督の年季がブラックユーモア作品だった。