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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『潜水服は蝶の夢を見る』

2009-01-27 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『潜水服は蝶の夢を見る』。

製作国 : フランス=アメリカ 2007年
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
キャスト: マチュー・アマルリック、マリー=ジョゼ・クローズ 、
     マックス・フォン・シドー

病院で動くのは左目だけという絶望的な状況の中でも、
生きる希望を見出す主人公とそれを支える人々の話。

インフルエンザが流行ってますね~。大丈夫ですか?
私は予防接種をしたということもありますが、
ヨガのお陰かまったく問題ありませんね。
しいて言えば”金欠”という万年病くらいですかね・・・。

さて今回は、そんな状況でもオッパイかよ!って作品です。
病院のベッドで目を開けた主人公は自分が何週間も昏睡状態だった事を知る。
そして身体がまったく動かず、唯一動かすことができるのは左目だけだという事も。
主人公は世界的に有名な雑誌「ELLE」の編集者で三人の子どもの父親だった。
彼は言語療法士の導きにより、目のまばたきによって意思を伝える事を学ぶ。
やがて彼はそのまばたきで自伝を書き始めた。
その時、彼の記憶と想像力は、動かない体から蝶のように飛び立った…。

ほんまモンの話なんですわ。
この作品の他に本人が登場しているドキュンタリー映画も見ましたが、
まぁ、周囲の人の助けが地道なんですわ。脱帽。
もちろん本人だって左目だけのまばたきで意思を伝えるって
とてつもなく体力を使うだろうし大変なんですがね。
1字、1字まばたきですよ。本の出版なんて気が遠くなるでしょ~!

そんな状態なのに主人公ったら
「先生は美人だ。」とか、
「こんないい女なのに。」とか、
結構スケベなんですよね。人間ってやっぱ欲の塊なんでしょうね(笑)

所々で「ELLE」で働いていた時や、愛人と一緒の時の回想シーンが出るんですよね。
私は「ELLE」が好きなので、回想シーンを楽しみにしてましたが、
話の流れでいったら時間を取ってられないじゃないですか(笑)
少ししか画面に出ないのが残念でした。

音楽は軽快なモノやクラッシクなモノを織り交ぜて、まあまあかな。
作品と主人公の雰囲気は『シャイン』に似てるものがありましたね~。

もっとグッと来るものを期待してましたがほどほどですな。
フランス作品としては見やすいですか。
ただ事実は小説よりも奇なり。
皆さんの執念はすごい!
やれば出来る!何事も。