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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画『スパイダーマン3』

2008-07-22 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『スパイダーマン3』。

製作国 : アメリカ 2007年
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト:トビー・マグワイア 、キルスティン・ダンスト 、ジェームズ・フランコ 、
     トーマス・ヘイデン・チャーチ 、トファー・グレイス 、 ローズマリー・ハリス

1962年から連載開始になり、今までにも幾度と無くアニメ、ドラマ、
映画化された大人気のアメリカンコミックの第3弾。

皆さんはジェットコースターはお好きですか?
私は大の苦手です。あの”ふっ”と落ちる感覚がダメで。
出発前から泣きますね~。
友人は私のそれが見たいらしく、よく連れてかれます(泣)

さて今回は、う~ん、やっぱり続編って微妙ですよね、って作品です。
”アメコミ”ものって主人公が割りと不幸な身の上で暗いんですよね。
『ダークマン』なんて顔がグチャグチャでサイコーに暗いですよね~。
そんな中で『スパイダーマン』シリーズは好感が持ててました。
1作目は手作り衣装で洗濯落ちしたり、
飛ぶ練習している最中に壁に激突したり、笑えた。
2作目は活躍ぶりが皆の心をグッと捉えて、変な歌まで出来ちゃう始末。
始まりは叔父さんの死でも親しみ易さと元気が出た。
しかも『卒業』よろしくMJをゲット出来たしね。

だから完結するであろう3作目にちょっと期待していた。
きっと仲違いしていた親友のハリーとは元通りになれて、
MJとは結婚出来て、叔母さんは死んじゃうんだろうなぁ、って考えてた。
半分位は合っていたが、主人公のダークな心の方がフューチャーされてた。
それが今までの2作品の様に魅力的には表現されてなかった。

確かに元々は普通の人だもん、そりゃあ悪く思う気持ちもでてくるさ。
でもさ、”悪”の雰囲気をちょっとジゴロ風に表すのってどうなの?
それも主演のトビー・マグワアはどの作品でも真面目で実直な役が多いからか、
踊りも今ひとつで堅かったし、かなり合わなかった。
道行く女性を”バキュン”な手つきで気を引くのって60年代だよね~(笑)

驚きはMJ役のキルステン・ダンストの歌唱力。
女優役の彼女は降板させられる、って設定なんだけど、あれじゃあね~。
多分彼女はミュージカル風の作品からオファーは難しいだろう。
それにいい年の女性になっちゃったね。
1作目の様な丸々してた可愛らしさがなくなっちゃった。

ストーリーの半分以上が期待ハズレ。
そんな中、”相手を、自分を許す気持ち”の大切さを説いた事は見事でした。
そして最後の戦いのシーンでの敵役は見事なCGで、
劇場で見ていたら今まで以上に迫力があっただろう。
結末もちょっと「おーい!!」って突っ込んじゃったけど、
その後は容易く連想できる。

やっぱり続編ってのはそのテンションを持ち続ける難しいのだろうか?
そして『スパイダーマン』はジェットコースターの様な、
華麗なる飛びっぷりで伝説を作り上げていくのだろう。