体育会系という言葉がありますよね。周囲で、やたらと元気でガッツも根性も日焼け具合も人の数倍あるなんていう人を「あいつは体育会系だから」などという言い方で形容します。
今までちょっと不思議だなと思っていたのが、そういう体育会系とは逆の、穏やかな人々を形容する言葉って聞いたことが無いなあということです。
先日糸井重里さんと、とある落語家さんの対談を読んでいたのですが、落語家が高座に上がるまで、自分のテンションをどうやって上げていくかという話の中で、その落語家さんは楽屋裏で自分の出番直前になると暴れだし、時には弟子をひっぱたくというようなことを話していました。
その人いわく、自分は肉食動物系で、その日の寄席で観客から一番笑いを捕ってやるという、狩りをする動物の気持ちでテンションを上げていくのだそうです。
ところが、噺家全員がそのようなタイプではなく、全く逆に、楽屋からスーッと出てきたと思ったら、草原の動物がモグモグ草を食むように穏やかに話して、そのまままたすーっと帰ってしまう、草食動物みたいな人も結構いるらしいのです。
この対談を読んだときに上手いことを言うなあと感心しました。人間のタイプを表すときに「~会系」というよりも、肉食動物・草食動物とわけたほうが分かり易いし的を得ているなと。人間も動物だし、ものすごくすっきりと納得のいった瞬間でした。
ぼく達絵描きは、言葉ではなく絵で世界と対決しようとしているわけですが、糸井さんのように言葉の世界で勝負している人の発想や視点というものは全く別の魅力があってとても面白いです。
というわけで、感想文になってしまいました。
今までちょっと不思議だなと思っていたのが、そういう体育会系とは逆の、穏やかな人々を形容する言葉って聞いたことが無いなあということです。
先日糸井重里さんと、とある落語家さんの対談を読んでいたのですが、落語家が高座に上がるまで、自分のテンションをどうやって上げていくかという話の中で、その落語家さんは楽屋裏で自分の出番直前になると暴れだし、時には弟子をひっぱたくというようなことを話していました。
その人いわく、自分は肉食動物系で、その日の寄席で観客から一番笑いを捕ってやるという、狩りをする動物の気持ちでテンションを上げていくのだそうです。
ところが、噺家全員がそのようなタイプではなく、全く逆に、楽屋からスーッと出てきたと思ったら、草原の動物がモグモグ草を食むように穏やかに話して、そのまままたすーっと帰ってしまう、草食動物みたいな人も結構いるらしいのです。
この対談を読んだときに上手いことを言うなあと感心しました。人間のタイプを表すときに「~会系」というよりも、肉食動物・草食動物とわけたほうが分かり易いし的を得ているなと。人間も動物だし、ものすごくすっきりと納得のいった瞬間でした。
ぼく達絵描きは、言葉ではなく絵で世界と対決しようとしているわけですが、糸井さんのように言葉の世界で勝負している人の発想や視点というものは全く別の魅力があってとても面白いです。
というわけで、感想文になってしまいました。
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